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テーマ:猫のいる生活(138411)
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FB(Facebook)で興味深い画像を見つけました。
ロンドンの路上でアイスクリームを販売してる1920年(大正9年)「ウォールズ・アイスクリーム」の売り子です。 ウォールズ・アイスクリームは、食品から洗剤やヘアケアなど家庭用品を製造・販売する「ユニリーバ」のアイスクリーム部門です。 ユニリーバはこのブランドで、イギリスでのアイスクリーム事業を行ってるのですね。 ちょうど第1次大戦の終わったのが1918年ですから、ロンドンの街も大戦の余波から立ち直り活気に満ちてました。 こうした雰囲気でのアイスクリーム売りは、明るい色で塗装され、ウォールズのロゴで飾られたカートを曳くだけで、人々が群がり大人も子供もこぞって買っていったそうです。 下の画像がFBで見つけた画像です。 このアイスクリーム売りではコーンカップを使ってました。 それも今のサーティワンなんかの円錐形コーンぢゃなくて、その半分にも満たないちっちゃなコーン。 ちっちゃな円錐形コーンカップ? なんか記憶あるなぁ~と思ったら、昔、大阪の天王寺公園なんかで ちりんちりんと鈴を鳴らしながらチャリで売り歩いてた「アイスクリン」のコーンがまさにそれでした。 そもそもアイスクリンと云うのは牛乳を使ってないのでコクがない。 良く云えばシンプルな味でしたな。 このアイスクリンの名前は、1860年(万延元年)に勝海舟や福沢諭吉、ジョン万次郎らが咸臨丸で渡米したときに食べたアイスクリームを「あいすくりん」と呼んだのが始まりと云われてます。 日本では横浜の馬車道で元 旗本の町田房造が「あいすくりん」の名前で販売したのが最初だとか。 当初は生クリームや牛乳を使った普通のアイスクリームだったのに、敗戦で物資が不足すると乳製品のかわりに脱脂粉乳を使ったものに変わって今のようになったそうです。 そう云えばサッカリンなどの甘味料を使ってましたな。 サッカリンは発がん性があると一時使用が止められましたが、その後発がん性は検証できないと解除されてます。 それでも日本では安全性維持のために食品衛生法によって使用量が制限されていますが、アメリカでは大々的に大量使用されてるそうですよ。 台湾と云うと東問駅の「永康街」にある「芒果皇帝(マンゴーキング)」のマンゴーかき氷が有名ですが、アイスクリームで有名なお店も数多くあります。 台湾華語で「冰棒」ですな。 イタリアンジェラートの台湾版「Maccanti(マッカンティ)馬卡諦義大利冰淇淋」なんてのもあるし、小美(シァォメイ)、杜老爺(ドゥラオイェ)、義美(イーメイ) などと云ったご当地アイスクリームメーカーも人気です。 恐いもの見たさでインドやパキスタンのアイスクリーム売り、ご覧になります? だいたい想像通りの展開です(笑) 私はどこ行っても、路上売りのアイスクリームは買いません。 ちゃんとしたお店か、コンビニで買うだけ。 やっぱ衛生状態は考えますからね。 ホーチミン行ったときも、もっぱらコンビニのハーゲンダッツばかり食べてた。 今ではアイスクリーム入れるコーンも、万国共通の円錐形の他に、三角や四角のもありますね。 コーンの原型は円錐形なんですが、もともとはコーンそのものがなかったのです。 1904年(明治37年)アメリカのセントルイス万博でのこと、当初のアイスクリームは紙皿に入れて売られてたのですが、セントルイスのあまりの暑さにバカ売れして、肝心の紙皿が底をつきました。 アイスクリームは残ってるのに、入れるお皿が無くてアイスクリームが売れない。 一方、同じ会場でこっちは暑すぎるために売れない業者が。 それは温かいワッフルのお店。 もうお分かりですね。 苦肉の策の薄いワッフル生地を丸め、その中にアイスクリームを入れて売る。 これがアイスクリームコーンの始まりでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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