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テーマ:猫のいる生活(138411)
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ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の大ヒット映画「バイオハザード」シリーズはみなさん、よくご存知ですよね。
この世界が現実に存在することご存知ですか? いえいえ、ゾンビが居るって話ぢゃないんです。 あのバイオハザードの発端となった自然豊かな山々や森林に囲まれたラクーンシティ郊外にあったアンブレラ社の地下極秘研究所「ハイブ」のことです。 映画では人々の生活する足元、地中深くに存在する広大な地下研究所。 アンブレラ社は暴走したレッド・クイーンを止めるため特殊部隊を繰り出しますが、これも全滅。 ここから、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスの苦闘が始まると云うストーリーでした。 ところが実際に「ハイブ」も真っ青な地下施設がアメリカに存在するのです。 それは...コロラド州エルパソ郡のシャイアン山地中深くに掘られた「シャイアン・マウンテン空軍基地」です。 ここが作られた発端はソ連との核戦争が現実味おびてきた1960年代のことです。 当初はエント空軍基地と云う地上施設に米空軍の司令部が置かれてました。 しかし地上施設では核攻撃受けたらイッパツでアウトです。 そこで地震が少なく、他の軍施設にも近いシャイアン山中に地下司令部を設置することにしたのですね。 1990年の湾岸戦争のときも、衛星によるスカッドミサイル警戒をここから行っていました。 この施設は、コロラドスプリングスから立ち入り制限道路を約300m 登ったところの花崗岩の下にあります。 空軍基地と云う名前と裏腹に、実際には空軍宇宙軍、米国戦略軍、国家安全保障局など、多くの米国政府防衛関連機関も収容されています。 入口を入ると、先ず長大なトンネルが続きます。 侵入者が車で高速に突破できないよう、ジグザグ運転しかできないガードが設置されてます。 この扉は重さ25t の耐爆ドアで、内部施設も含めて、数メガトン級の核爆発が数キロ以内で発生しても耐えられるようになっています。 核爆発以外にも、生物兵器や電磁パルスなど、あらゆる種類の攻撃から内部を防御する機能も備えてます。 つまり映画「バイオハザード」では地下研究所「ハイブ」から漏れ出した細菌によって地球が破壊されますが、ここは逆にどんな汚染も通さない鉄壁の防御扉なんです。 重さは25t ですが、2人で押して閉めることができるように設計されているのですね。 オペレーション センターには、ミサイル、大気圏、宇宙の警戒活動を行うセンターがいくつかあります。 「航空作戦センター」は敵対的な旅客機の飛行を監視するセンターです。 恐らくアメリカ同時多発テロ事件(9.11)でのワールドトレードセンター事件を受けて設立されたのでしょうね。 このセンターでは、アメリカに到着や運航している麻薬を積んだ飛行機に関する調査データを収集して、データを麻薬対策組織に提供もしてます。 「ミサイル警報センター」は世界中で発射されるミサイルを特定し、それがアメリカにとって危険かどうかを判断します。 「スペースコントロールセンター」は宇宙に浮かぶ全てのロケット、宇宙ステーション、衛星、そしてそれらの残骸を監視しています。 こうしたオペレーションセンターを統合してるのが「統合指令センター」で、ここから北米地域と日本など同盟国に対する攻撃の警告を提供しています。 その他に宇宙から地上発射のミサイルや戦略爆撃機の活動まで、世界的な脅威を監視する「総合情報監視センター」や、国家警報システムの警報を作動させる権限を持つ「国家警報施設」、つまりここから警報が発せられると、アメリカの核ミサイル格納庫が開くと云うヤバイ施設まであります。 非常に清潔なキッチンを備えた食堂から、アスレチックや医療設備も完備しているのですね。 この辺は、いかにもアメリカですね。 しかし第3次世界大戦がおこるような緊急事態では、短時間で稼動状態に復帰できるよう維持(モスボール)されているのですね。 ホントウは、こんなところにお金をかけないで、世界平和のためにお金を使ったらいいのですが、現実にはそれは叶わぬ夢(現在のところ)。 なんとか、こんな施設が廃棄される時代が来ればいいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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