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カテゴリ:お芝居(観劇記録・メモ)
![]() 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて舞台「マレーヒルの幻影」ソワレ観てきました。 なんと今回は2度目の観劇。 東京で一回観て、戯曲本買って読んで、んで再観劇。 なんと贅沢な。至福 ![]() いや~、よかった。ほんとよかった。 なぜ「箱の中の女」ではリピートしなかったのかと後悔してしまうくらいよかった。 前回東京で観たときは、ストーリー理解するのと岩松さんの至極の台詞を一つでも多くインプット!インプット!するのでいっぱいいっぱいだったんですが。 今回は、多少は余裕もって観れた。 おかげで気付いたことがいっぱいあった。 書き始めればキリがないんですが。 例えば、キタさん(三宅弘城)への照明の当たり方とか。 善人代表のキタさんは、他の人よりも強めに照明あたってるのね。 それが、クライマックスに近づくにつれてだんだん陰ってく。 あと、音楽がバッチシなタイミングで流れたりとかw 岩松さんの音楽センスの良さも大好き。 あと、本やパンフでこの話が「ラブストーリー」と言われてもいまいちピンときてなかったんですが。 今日観劇して「あぁほんとだ!確かにラブストーリーだ!!」と腑に落ちた。 今までなんだと思ってたんだ、って話ですが(汗) いや、私は恋愛要素乏しい人なもので。 どうしても経済的な描写とかのほうが気になっちゃって。と、言い訳(汗) タナカ(荒川良々)の資本主義論や、それに反駁するキタさんの言い分など、かなり面白かった。 で、話は戻りまして。 恋愛要素に気付いたきっかけの一つが、ジッポライターなのですが。 ソトオカ(ARATA)と三枝子(麻生久美子)の青春の思い出のライター。 2人が別れた後、三枝子はあろうことか、そのライターを夫のフジオ(松重豊)にプレゼントしてるってことだよね。 これが戯曲本読んでも分かんなかったんですが、2回目に舞台を見てようやく確信した。 んで、フジオはどうやらそれに気付いてる。 わざとソトオカの目の前でライター使って反応うかがったりしてる。 だとすると、フジオが策を弄してまで2人のジャマをするのも納得。 そして三枝子は、自分が酷いことをしたという苦い自覚があるから、ソトオカに素直になれない。 ソトオカは気付いてるのかどうか微妙なとこですが。 私は、気づいてないんじゃないかな~と思いました。 もし気付いてたら、ソトオカはもっと狂ってるだろう。 1回目に観たときは、ソトオカは終始正気を保ってると思ってたんですが。 今回観て、そうでもないなと思いました。 終わりのほう、ちょっと壊れかけ?三枝子ほどじゃないにしろ。そりゃキタさんも泣くよ。 遅かれ早かれ、彼は破滅する運命だったのかな。 あ、そうそう。三枝子の自傷行為ですが。 あれって、結婚指輪をしてる左手の薬指を傷つけてるのね。 戯曲本読んでやっと気付いたときは、我ながらバカかと思いました。どんだけ恋愛に鈍いんだ(爆) 1回目は痛くてとても正視できなかったシーンですが、2回目はガン見してしまった(汗) もちろん、1回目に観て好きだった数々のシーンもガン見しましたよ ![]() でも、座席がよくなかったな~。 5列目だけど、上手のハジのほうだったので見えない場所がけっこうあった。 舞台後方のセンター部分が見えなかったの痛かった。 東京で見ることができてほんとよかった。 よかったシーン、台詞。役者さんの演技。舞台セット。 書き始めるとキリがないのでもうここらへんでやめときます。 戯曲本、後日もっかい読もうっと ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月12日 23時47分33秒
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