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カテゴリ:オシゴト
局アナ時代、
「なんで、あんな子どもみたいなのがニュース読んでるんだ」 と、他局から来た報道局長にそう言われたゾと嘆かれた。 スンマセン。(かなり落ち込んだことを覚えている) 入社当時、人員不足(?)で、入社前1ヶ月の研修期間はあったものの、 確か入社2週目ぐらいから お昼前のショートニュースを担当していた。 今考えれば、高校の放送部員に毛が生えたぐらいのしゃべりだった。 声は上ずり、文字を追うことで精一杯。 ニュースを伝えるどころか、一方的にしゃべるだけ。 聞けたもんじゃなかったはず。 (その当時の視聴者のみなさん、本当にごめんなさい) ただ、本人は必死だし、それなりに頑張っていたのだが。 アナウンサー失格。 何が違うんだろう。 数年前、フリーアナになって、ナレーターをやりたいと思い、 いろいろな先輩方や事務所を訪ねたことがある。 そこでも言われたこと。 『とにかく、ニュースを見なさい。番組を見なさい』 チャンネルをバンバン替えながら、興味もったもの、ためになりそうなものをガンガン見なさいと。 まずは、 人がどういう読み方をしているのかをいろいろ見聞きすることから。 次に、好きな読み方、しゃべり方、キライなしゃべり方を見つける。 そのとき、他の人と何が違うのか、考えてみる。 ニュースはやはり、低く落ち着いた声で、ゆっくりと読むのがベスト。 自分の感情ではなく、ニュース内容に合わせた 声のトーン、速さ、間 があることを知る。 (分かっていても、実際に感じてみなければ自分のものには決してならない) 次は、マネをしてみる。 その目標とする人、好きな読み方をする人が読んでいるあとから、 一緒に読んでみる。 原稿があるわけじゃないので一緒には読めないが、あとから繰り返してみるだけでいい。 ライターでも言える事。 好きなコピー、好きな文章を見つけて、まず真似ることが勉強なのである。 もちろん、盗作は厳禁! ただの真似っこに終わっては、話にならない。 感覚、リズムを自分のものにし、 自分らしさを出すことができれば、とりあえずOK。 しかし、そこにゴールはない。 時代は動いていくし、同じ事はひとつもない。 自分に満足をしないことも、大切。 日々、勉強をし、研究をすること。 常に、今の自分を振り返り、採点してみることも大事。 どうしたら、上手くしゃべれますか? どうしたら、上手くリポートができますか? どうしたら、ニュースが上手に読めますか? あがらない方法はありますか? 聞かれても、答えはない。 アドバイスはできても、絶対はない。 私自身がまだまだ勉強の身だから。 これぞ最高の出来!って思える日が来るのだろうか。 簡単に到達できる目標では面白くないけど・・・。 (そろそろやばくないか?とは思っている) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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