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カテゴリ:オシゴト
局アナ時代の話です。
そう!誰も悪気はない。 応援してもらってるわけで、 見てくれてる・・・わけで、視聴者の方々に感謝すべきこと。 だって、そういう職業に就いたのだから。 生まれも育ちもその土地で、アナウンサーになった。 特にその土地の言葉をしゃべれることで、 取材に行っても歓迎されるし、取材もしやすい。 何よりも土地勘があるということで、 他都道府県から来たアナウンサーよりは得でもある。 しかし、狭い。 どこに行っても知ってる人がいる。 東京のキー局のアナウンサーと違って、 “親しみやすい身近な有名人” ということもあり、 結構、どこにいっても、しっかと見つめられる。 (あらこの人知ってる。娘の同級生だったかしら?感覚だったり) ま、 それって、自意識過剰じゃん? って思われればそれまでだけれど、 局アナをやめ、上京して一番ほっとしたことは、 どこで、何をしても、誰も私を見ない・・という安心感だった。 病院に行けば、「どこかお悪いんですか?」 バーゲンに行けば、「そういうものも買うんですね?」 悪気は無い。 でも、そういうハガキなどが来て、だんだんとまわりの目を気にするようになって、どこかもやもやしていたものを持っていたのも確か。 有名になって何らかの不自由?を感じることは「有名税」といって、しょうがないことだけど、 アナウンサーは有名人ではない(と思う)。 威張る必要もないし、着飾る必要もない。 それをいうなら、芸能人も、政治家も、みんな同じ人間なわけで・・・。 ましかし、それも、 10年アナウンサーをすると、平気になってくるんだけど。 いいじゃん!バーゲン行ったって! いいじゃん!病院で検査受けてたって! いいじゃん!スッピンで歩いていたって! 格好つけたって、私は私。 新人から2~3年目の頃の、過剰反応はちょっと大げさだったかもしれないけれど、結構、局アナは辛かったりする。 実力をつけ、有名になって、 人気アナウンサーになることもひとつの道。 そのためには、陰の努力と、いろいろな試練もあったり。 そして、それを維持していくのにもまた努力 私は、それから逃げてしまった(というよりそんな力もなかった)けど、 どんな仕事も、いいことばかりではない。 私は、今が・・・好き。 ___________________ 追記;声をかけてもらうことは嬉しいんですよ~~! 同級生や知り合い、また視聴者の方から 「がんばってるね!」「よく見てるよ!」って声はうれしいんです。 幼稚園の先生から、全国放送で見て・・・って他県から電話をいただいたときは、本当にウレシカッタ。これは、この仕事をしてなかったら味わえませんものね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月11日 16時28分42秒
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