ププププーさんのゲームブック日誌

…誰にでも恥ずかしい過去があります。
今回懺悔しますが、私、このゲームを当日に定価買いしてしまいました。
ああ、恥ずかしいです。

飛龍の拳といいますと、カルチャーブレインの格闘物ゲームです。
どちらかというと低年齢層を対象にしたゲームですが
妙にマニアックだったり、星矢なシナリオが笑えたりします。
ファミコン版では、ロールプレイングだか、アクションだか
ぜんぜん判らない「飛龍の拳２」だの、
アクションゲームの割に、ラスボス戦闘がコマンドゲームという
非常に不可解なつくりの「飛龍の拳３」等、
語ると長くなってしまう、愛すべき駄目ゲーシリーズであります。

はっきり言いますが、名作ではありません。むしろ駄目ゲー。
でも、所々光るものはありました。
笑えるシナリオとかね。
飛龍の拳３では、敵の親玉復活を阻止すべく必死に戦って
見事ラスボスを倒します。
でも、エンディングで、敵の親玉復活(笑)。意味なし。
また、自分たちのことを「あぶれもの」呼ばわりする戦闘集団。
「あばれもの」なら判るけれど情けなさ感が漂います。
また、おまけモードでは、対戦格闘が可能です。
この出来はあまりよくないけれと、飛龍の拳フリークの私には最高のゲーム(笑)
このゲームだと、ムエタイ強かったです。

主人公の飛龍は「飛龍の拳」という必殺技を使えます。
これは…うん、説明すると間抜感が漂いますが
まず、両手を広げて…片足を腕につくまで上げて…
天空高く回転しながら飛び上がり、そのまま戻ってきて蹴ります…回転しながら。
…間抜。
後に、普通の対戦格闘物になったときには、別の外見と代わりました。
あまりにも、格好悪い必殺技です。

と、語るべきところの多い、このシリーズ。
スト２が出た後で、発売されることになりました。
発表されたグラフィックを見て、私、びっくりしました。
キャラクターが大きい(!)、スーファミでこんなに大きくできるの？
と言う位キャラクターが大きくなっていました。
しかも、グラフィックは向上しています。
どうせ、今回も間抜ゲーなんだろうけど、俺は買うぜ!!
と勢い良く購入した私でした。
…ああ、後で思えば…少し待ってワゴンセール待ちすれば五百円で買えたのに。

はい、ものすごい出来でした。
キャラクターは非常に大きいです。
…その分、操作性が滅茶苦茶悪かったです。歩くのも遅い。
飛龍の拳シリーズは駄目ゲーでしたが、アクションの爽快感はそれなりでした。
でも、この作品は、その長所すら捨てました(涙)
しかも、ファンが楽しみにしていたと思われる
怪しげな天界での展開は特になし。ああ、期待はずれ。

この後、ＳＤ等登場しますが、基本的には飛龍の拳、先細りして
いつの間にかフェードアウトした作品となりました。
一寸残念。ですが、あの怪しさパワーって復活してくれないものか(安価で)