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ポルシェ(TYPE964)とライカな日々

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2008/11/16
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カテゴリ:ポルシェ雑感
この見開きは、MTのオーナーにとってはどうでもよいページかもしれないけれど、小生にとっては、お金を支払ってでもこのカタログを入手して良かったと感じさせてくれるページである。

「革新的なティプトロニック・デュアル・ファンクション・トランスミッション」は、「ハイパフォーマンス・ドライビングを考えて設計、開発されたもの」なのだという。

今となっては、ごく普通のトルコン式ATと様々な雑誌や本で解説され、F1マチックやDSG、セレスピード、そしてPDKなど新たなツーペダルMTが登場している中では、話題になることもないティプトロであるが、当時は革新的なシステムとして話題を独占したことが文面からも容易に想像することができる。

電子制御により車速、エンジン回転数、スロットル開度、車体にかかるGを常時モニターし、この情報に基づいてシフトタイミングを絶えず調整し、ドライバーの要求に応えているんだってさ。

全てのドライビング・スタイルにマッチするように、エコノミーから高性能まで5つのシフトパターンがプログラムされた「インテリジェント・シフト・プログラム」についての記述は、今読んでも凄いなぁと思う。

こんなATが実用化されていることを知ったオーナー達が、たとえ100万円高かろうと、ティプトロを選んだのも理解できるし、評論家の先生方は別として、ティプトロを選んだオーナーは、この価格差を楽しみ、十分元を取ったのではないだろうか。

カタログを見る限り、マニュアル・トランスミッションについて言及しているページはどこにもないのだから、この見開きは、カレラ4やターボは別にして、MT車より100万円多く出すことができた人のためだけに割かれたページなのだ。

ティプトロのマニュアル・シフトは、カタログにこそ「・・・クラッチレスのマニュアル・シフトが可能・・・速く、滑らかで簡単・・・」「・・・ギアチェンジの間、スロットルから足を離す必要がなく、しかもいつでもダイレクトにギアチェンジができる・・・」と表現されていたものの、時代とともにその先進性は陳腐化し、今となってはMTよりティプトロの方が中古価格が高いという逆転現象を生むまでに至っている。

それによって、小生のように最初からティプトロにねらいを定めていた人にとっては、程度が良い個体がお得に入手できるという恩恵?にあずかることができるわけで、個人的には喜ばしいことだと思っている。

まだPDKに乗ったことはないが、変速のスピードは相当なものだというし、最新のティプトロも相当な進化を遂げているのだろうけれど、964に搭載された初期のティプトロを現在の視点で見れば、少しかったるいことは否めないと思う。

でも、小生にとっては、さほどの不満は感じない。

もちろんサーキットを走ったりすれば不満は出るのだろうけれど、箱根のワインディングをそこそこのペースで流す分には十分であり、踏めば踏んだだけ迫力のある十分な加速が得られるし、身の丈に合ったポルシェであると思っている。

最終型964も15年選手となっている今、MT車ではクラッチが寿命を迎えたり、ミッションにトラブルを抱えている個体も多いと聞く。

耐久性が疑問視されたティプトロであるが、今のところ耐久性は十分以上のようで、我がポル子も、購入時にATフルードを交換してから今までノンメンテナンス・ノントラブルであるが、いったん壊れると大変だとも聞くので、そろそろ転ばぬ先のフルード交換もありかなと思っている。

話をカタログに戻そう。左ページの縦に並ぶ4枚の写真は、今見れば本当にどうでもよい写真であるが、ATのシフトレバーをマニュアルゲート側にさっと払う動作は、当時はさぞ新鮮だったことだろう。

右ページのミッドナイトブルーのカレラを真正面から捉えた写真、これも路面より低い位置から切り取ることで、腰高の911をより低く、より薄く見せることに成功している大いに参考になるアングルである。

この写真のどこがティプトロなのかと、よくよく見たら、ナンバープレートにCarreraではなくTiptronicとある。

ということは、これはカレラ2なのだ。





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Last updated  2008/11/16 01:05:47 PM
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