愛猫はポチの気ままにサッカー紀行

名古屋 3 - 1 磐田
（19:00／瑞穂陸／14,392人）
得点者：'28 本田圭佑（名古屋）、'35 本田圭佑（名古屋）、'77 秋田豊（名古屋）、'89 カレンロバート（磐田）

●フェルフォーセン監督（名古屋）
「今日は、前半と後半では違うゲームになったと思います。前半は守備がオーガナイズされ、相手のシュートも防げていたと思います。中盤がコンパクトに保てていたことが良かったと思います。前半の本田の2点は、典型的な彼のゴールの形でした。2点のビハインドで前半を折り返せたことで、自信を持って後半を戦えたと思います。後半は、磐田が4-2-4で来て、中央に2人、サイドに2人のストライカーがいる形だったと思います。時にはそこから、5人で攻撃を仕掛けてきました。驚異とはなりませんでしたが、簡単なゲームではなかったと思います。勝利をつかむためには、後半、難しいゲームだったと思います。マレク（スピラール）のケガ、本田のレッドカードの後、選手は一生懸命戦うこと、メンタル面での戦いを求められたと思います。いいサッカーではなかったと思いますが、選手のメンタル面などから見たら、いい形で戦えたと思います。戦う気持ちがありました。
（これからも相手によってシステムを変えていくのでしょうか？）これからもシステムを変えることはあると思います。試合中にシステムチェンジできるのは、名古屋にとって強みになっていると思います」

●本田　圭佑選手（名古屋）
「１点目は打とうと思っていたけど、いいコースに行きすぎたと思います（笑）。でも、うまい具合に曲がって、いいゴールだったかなと。２点目のFKは、狙い通りでした。相手GKのミスもあったけど、結果、入って良かった。練習で入っても、本番で決めることが大事。これから積み重ねて、もっと手応えをつかみたい。
今日の試合は、プレーは悪くなかったと思うけど、（イエロー２枚でレッドカード）退場となってしまい、チームに迷惑をかけてしまった。でも、絶対次も（監督は）使ってくれると思うので、そこで返したいと思う」

●秋田　豊選手（名古屋）
「チームの雰囲気は良かったし、みんな頑張っていたから、このままの形でやれれば（４連勝は）いけると思った。（自身の得点は）自分のゴールと言うより、チームの勢いがゴールに押し込んでくれたという感じ。ただ、３点目が入るか入らないかが勝負になると思っていたので、これを取るのが大事だと思っていた。もし２対１にされていたら、分からなかった。だから３点取れたのはいいけど、その後、失点してしまった。ひとり少ない状況ではあったけど、もうワンランク上に行くには、あそこを無失点で抑えることが大事。チームとしてはいい流れだけど、まだまだやらなくちゃいけないことがいっぱいある。勝ちをひとつでも多く重ねて、少しでも順位が上がっていくようにしていきたい」

●楢崎　正剛選手（名古屋）
「４連勝の要因のひとつは、負けられない状況がチームを奮い立たせたところから始まっていると思う。それに、いい形も持続していると思う。
今日は数的不利になって、みんな疲れていたと思うけど、組織として守れていたし、大きく崩れることもなかった。だから、やられないと思っていた。集中力を保つのは大変だけど、みんなを集中させなくてはいけないし、自分が切らすことなんてできない。よく集中できていたと思う。次の試合も、同じスピリッツ、集中力を持続して、みんなでカバーし合いながらやっていきたい」

●中村　直志選手（名古屋）
「いい時間帯で点を取って、また追加点も入って、いい流れになったと思う。」ポジションチェンジがあって、多少戸惑った点もあるけど、みんな集中して、よくやれていたと思う。
（日本代表と掛け持ちで疲れもあると思いますが？）疲れはありますけど、やれていると思います。代表では簡単に仕掛けるとかパスを出すとか、そういうやり方が求められますし、その場にあった状況判断や、精度も求められます。これをチームでも活かしていければと思います」

●ヨンセン選手（名古屋）
「今日はタフなゲームでした。ただ、チームとして賢くプレーできたし、守備も良かったし、いいゲームだったと思う。
（終盤はDF面でもかなり貢献していましたが？）今までも、人数が少なくなったり、誰かがケガをしたりして、こういうゲームは経験している。ローゼンボリ（ノルウェー・前所属チーム）ではMFとしてプレーしたこともあるので、DFすることには馴れている。
（３試合連続得点を期待していたのですが？）毎回得点できるとは思わないが、得点はいつも決めたいと思っている。今日は秋田が私の得点を奪ってしまったけどね（笑）。それは冗談ですが。チームとしてこの４週間、成長しているし、この形を続けて行ければと思う。失点をゼロに抑えて、玉田と杉本のスピードを活かしたカウンターを狙って、チャンスを作っていきたい。そうすれば、ゴールが生まれると思う」

●アジウソン監督（磐田）
「前半は中盤に枚数を多くすることをテーマにしていたが、不注意があって失点してしまった。後半は、アタッカーを1人増やしたが、名古屋はうまく守備をしてきて、3点目はリスタートで失点を重ねてしまった。選手を責めるつもりはないが、まだこれからだ。様々な点を、どんどん修正することを考えていく。
（FKからの失点は、マンマークのズレからか？）秋田（名古屋）がうまくやってきたと思う。今週ずっとセンターファーに合わせる練習をしていたのだが、ほとんど相手が勝っていたという状況だった。そこを名古屋がうまく突いてきたと思う」

●茶野 隆行選手（磐田）
「セットプレーで失点というのが前回と一緒。マークがはっきりしない部分があったので、誰でもいいから確認する人間がいてもいいんじゃないかなと思います。そういう部分がなかったし、集中力が欠けていた。内容はそんなに悪くなく、名古屋もセットプレー以外はトップに当ててという展開だった」

●カレン ロバート選手（磐田）
「最初は体も動けたし、積極的に前へ行こうと思っていて、裏へも走れていたのですが途中から疲れてしまいました。（右サイド）は初めてやることだし、やったことがなかったので少し難しかった。（個人的に）収穫というのは全くないですね。
（今シーズン初ゴールですが？）ホッとはしないですけど、ゴールが入ってよかったことは確かによかったですが。名古屋のディフェンダーに頭突きされて痛くてクラクラしていたのですが、ゴールの前が空いていて菊地選手がいい形で来ていたので、相手の前に入っていきました。
（現在のチームに足りないものは？）攻撃のバリエーションが少ないので、もっと増やしていかなければいけないのと、若手が走っていかないといけない」

●田中　誠選手（磐田）
「流れは悪くなかったので、繋ぐサッカーというのはだいぶ落ち着いてきたというか、やり方としては良くなってきたので、ボールを支配している時にイージーミスを無くして攻めきるというところですね。
リズム的には良くなってきたのですが、サイドに出すパスが少し精度が低かったり、せめてセンターリングで終わる形にしたい。前半も何本かあったのですが、中でボールを回してこれからセンタリングをあげるぞという時に、ひっかかってカウンターを喰らってしまう。
セットプレーはメンバー代わったばかりでどうするんだ？という場面で、スペースがありすぎて走り込まれてしまった。まずはマンマークというのを徹底してやりたい。
名古屋のスリートップとカウンターのサッカーにはまってしまったし、名古屋の数少ないチャンスで決められてしまったので、磐田もシュートを打っていたので早めに点を決めたいなというのもあります。
１点目の本田のシュートはスーパーでしたし、その前に誰かしらブロックに行かなければいけないというのは反省点です」

●成岡　翔選手（磐田）
「リズムは悪くなかった。先制してもしなくても、ゴールを入れられるとバタバタしている感じがここの所ずっとある。何やっても上手くいっていない状況。まずは最初に点を入れたい。どうしても追いかける状況だと、焦りに変わって、そこをまたやられてという悪循環になるので、いいリズムの時に１点欲しい。
一人一人がゴールに向かう姿勢を出して、積極性というのは前のポジションでは若い選手が多いにもかかわらずなんとなく足りないと思う。悪い状況だからこそもっと思い切ってやってもいいのではないかと思う。
言われた通りのサッカーをやろうという変な空気が流れて、それをぶち壊すぐらいに積極的に行ってみてもチームの雰囲気としても悪くないのではないかと思う。
先制点はスーパーなゴールだったのですが、しょうがないとしては駄目ですが、自分達の流れの時にゴールを入れられたのは良くない」

●愛猫はポチ
ヨン様が加入してから嘘のように調子がいい名古屋グランパス。
もちろんヨン様だけでなく、スタメンで出ている藤田にＵ－１９日本代表にも選ばれた本田も頑張っている。
スロースターターなグランパスだけど、後半の追い上げを期待したい。