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カテゴリ:J LEAGUE 2007
8月19日(日) 2007 J1リーグ戦 第21節
大宮 1 - 2 鹿島 (18:01/熊谷陸/13,889人) 得点者 '27 デニスマルケス(大宮) '32 マルキーニョス(鹿島) '89 増田誓志(鹿島) ●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島) 「(小笠原選手が退場して、1人少なくなっても攻めに行って勝ったという結果を収めた。選手に対してどういう評価を与えますか?)10人になったところで厳しい戦いになるということは選手がいちばんわかったんじゃないかと思います。そのあと、みんなが意思統一をする必要があったし、そういう部分では選手同士の意思伝達がうまくいったのではないかと思います。前半から主導権を握ってチャンスをつくりながら、それをものにできませんでした。グラウンダーであったり空中戦であったり、いろんな形で崩そうとしたのですが得点になりませんでした。 点を取られた後、追いついて、そして10人になって厳しい戦いになったなかで、選手には試合前からこの試合を勝っていくということを伝えていたので、そのことをしっかり理解できていたんだと思います。攻撃的にアグレッシブにやって点を取りに行くというのがすごく重要なのであり、それがご褒美という形で最後の得点が生まれたんではないかと思います。 選手の頑張りに感謝したいし、彼らがそれだけ高い意識で戦ってくれたこと、自分たちの戦士達を誇りに思います」 ●内田篤人選手(鹿島) 「勝てて良かった。本当は有三さん(田代)を狙って蹴った。勝ててホッとしてます。試合前からここは落とせない大事な試合だと言うことはよくわかっていた。 (リーグ戦再開後、3連勝だが?)合宿でいい練習ができたからだと思う」 ●柳沢敦選手(鹿島) 「チーム状態はすごく良い。控えの選手を含めて、チームが何を求めているのかみんながわかっている。レイソル戦(6/20)もそうだったが、こういう試合を勝ったことは大きい。次につながる試合だったと思う」 ●佐久間悟監督(大宮) 「雨の中、熊谷まで多くのサポーターさんに来て頂きましたけれども、相手が1人退場して数的優位な状況だったにもかかわらず、最終的にこのような結果となって大変申し訳ない気持ちになっています。今日の試合に関してのコメントというと、結果がすべてで、相手が10人に対してわれわれは負けたということ以外、何もないと思う。今のチームの現状を真摯に受け止めて、次の試合に向かっていきたいと思います。 (最初4-3-3で入ったゲームを、途中で4-4-2に変えました。それは鹿島の退場を受けてでしょうか?)最初からゲームプランとして、2つの戦術を用意してました。なぜ変えたかというと、うちは1人のボランチのところに佐伯がいるんですけど、そこに鹿島は本山選手と野沢選手がいて、どうしても数的不利な状態、コンパクトな状態が保てないのは向こうが4人でうちが3人というセンターバックを含めた状況が数的不利だったので。結果的にストライカーにキープされてレイオフされて、前を向いてドリブルされて…というシーンがかなり見受けられた。もしうまくいかなかったら早めに変えよう、うちがイニシアチブを取れなかったらそこが致命的になるので変えようという話しをしていました。それで、早めの10分で変えました。 (後半、桜井選手などを投入して勝ちを狙っていたと思うのですが、なかなかチャンスが作れなかったと思います。その原因は?)おっしゃる通りだと思います。前節もそうだし、最終ラインを含めてレアンドロ選手がいないため不安定ということもあります。どうしても相手にカウンターを食らうというのがあるので、小林慶行、斉藤雅人をステイさせて積極的には行かせませんでした。結果的に我々が数的有利なんだけれども、鹿島が予想以上にリスクをとって攻めてきたのでカウンターになってしまった。数的有利だったから、もう少ししっかりボールを支配して決定的なチャンスをつくるというふうにしなければいけなかったんですけど、そこがいちばんの敗因かと思ってます。チェンジサイドをしてボールをコントロールできなかったと…。 (ボールを支配できなかったということですが、ロングフィードが多かったと思うのですが?)ロングフィードをしても、鹿島はセンターにファボンと岩政選手がいるので、そこでの確率はかなり低い(と思った)。鹿島は4-2-2-2なので、中盤の選手がうちのアウトサイドの選手にプレッシャーに来ますから、前半だと佐伯、小林(大)、後半だと斉藤、小林(慶)のところが空いてくる。そこを使えるか使えないかが、今日、ボールを支配できるポイントだったと思います。予想以上に早めにプレッシャーに来ていたので、そこでロングボールを蹴ってしまったのかなと思います。それをセンターバックに跳ね返されて、セカンドボールを拾われてというシーンが続いた」 ●注目のデニス マルケス選手(大宮) 「PKの場面では、自信があったので、「打たせてくれ」と言いました。練習でしっかりと取り組んでいたので、落ち着いて決められました。日本に来て初めてのゴールですが、これからもたくさん決められるように頑張りたいです。 コンディションもだいぶ良くなってきていましたから、この状態を維持していくことが大切だと思います。ゴールでも、アシストでも、ディフェンスも、僕はチームに貢献することを第一に考えてプレーしています。 チームがこの状況から抜け出すには、一人ひとりの持っている欲をプレーに表していかないといけません。強い気持ちを持つことが大事だと思います。今日の試合では、僕らにも勝てるチャンスがあったのですが、勝てなくて残念です。修正すべきところは修正して、次の試合では勝たないといけないと思います。」 ●小林慶行選手(大宮) 「絶対にやってはいけない結果だったと思う。1人多いチームが少ないチームにやられるのはあり得ない。もっと自分たちのボールを落ち着かせて攻めれば良かった。試合を途中から人が見たら、こちらが1人多いとは思えなかったと思う。1人多いのだから、必ず誰かが余っている。この暑さのなかで相手を走らせればよかった。ただ、中盤が空いて撃ち合いのようになってしまった部分もある。 (前半からかなり押し込まれたが?)鹿島の選手は一人一人がうまいし、2トップが流れの中で2人だけで攻めることができる。そのせいでDFがズルズルと下がらざるを得なくなった。あわせてボランチも下がることになった。すると鹿島の中盤の選手はうまいから、押し込まれることになってしまったのだと思う。でも、下がることは悪いことじゃないし、引いても良い試合はできたと思う」 ●小林大悟選手(大宮) 「とてもがっかりしている。相手が1人少なくなったのに、ついてなかった。 (試合はどういうプランだったのか?)相手は今季、DFラインの裏に長いボールを蹴ってくるので、前線からプレスに行って裏にボールを蹴らせないことを考えていた。 (最後は勝ちにいっていたのか?)勝ちにいっていた。あの状況なら点を取って勝たないと仕方がない」 ●ペドロ ジュニオール選手(大宮) 「大宮はチャンスを多く作れていたと思います。藤本選手からのラストパスを受けたシーンもそうです。ただ、それがゴールにつながらなかったというのが現実ですから、次の試合からはボールをゴールに入れるという、一番大切なことに集中して取り組んでいきたいです。 合流してからまだ時間がないのですが、これから練習を重ね、グラウンドでチームメイトと信頼関係を築いていきたいと思っています。監督がいつ自分を使ってくれてもいいように、コンディションを第一に考えて、しっかりと準備をしていきます。気持ちを切り替えて、次の試合に備えていきたいと思います。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月20日 20時27分45秒
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