究極のことは誰も言わないから、言う
緊急事態宣言下でも、短縮要請を蹴って営業を続ける飲食店。うちは気をつけているから。法的罰則がないから。このままでは経済的にやっていけないから。店がいくら衛生に気をつけていても、感染者がひとりでも入店すれば、他に感染させるリスクは高まる。無症状の感染者もいるのに、そんな危ないことを。大事なお客様全員を危険に晒すのよ。後でトレースされてクラスタ認定されたら、お客様を裏切るわけよ。もう終わりよ。休業や時短に応じたら、赤字でやっていけない?ほとんどみんな、他の業種だって、そうなのよ。貯金を崩しながら、低収入、赤字を我慢してやってる。大波が超えた先の明るい未来を想像して、自腹切って、我慢してる。切る腹も持ち合わせてない?貯金できてなかったのは、コロナのせい? 政府のせい? 客のせい?あなた個人に起因するのではないの?要請に応じるだけで協力金が入るだけ、感謝しなさいよ。協力金が少ないとか言ってないで。協力金なんてもらえない業種がほとんどなの。それでも我慢してやってるの。コロナ禍で、苦しくなっても。飲食だけじゃないの!お客様のことを第一に考えれば、動くべき行動は、いまは一つだけ。我慢して要請に応じること。赤字でやっていけないなら、すぐにやめて次の職を探すこと。コロナで苦しい、どうしてくれるの、しか言えない程度の情熱なら、すぐに飲食店やめて結構。コロナが収まっても、また別の何かで苦しくなったらまた文句言って、エゴはかり通して、おいしい料理で人を感動させることはできないでしょ。コロナで世界は変わったの。家での自炊のレベルが上がったし、気づいてしまった。飲食店の料理でなくても、十分楽しく食べて生きていけることを。そもそも飲食店の存在意義を問われているわけ。飲食業はコロナ前より確実に衰退するだろう。そして人が足りてない職がある。文句ばっかり言うなら、ルール守れないならあんたの存在、気イ悪いだけ。飲食店やめて、そっちに行きなさいよ。この状況下で時短要請を蹴った飲食店には、コロナが収まったときでも、私は絶対行かないと決めている。時短要請に応じるた飲食店はずっと覚えておき、贔屓にする。みんな我慢しているときに、顧客を軽視し自分のエゴを通した店の姿勢は、これから客にどんな不利益をしでかすか、容易に想像できるから。我慢してきた飲食店には感謝をして、客として大きな借りを返さなきゃいけないと思うから。きちんと感動するほどの料理を出してくれそうだから。要請を蹴った飲食店が、従った飲食店が、コロナ禍のあとでもずっとわかるように情報が検索できるようしてほしい。それが抑止力になるだろう。