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pretty物欲

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January 9, 2006
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カテゴリ:カメラ
ボクは写真を撮るのがすきだ。
昔から、写真趣味である。
でも、カメラ趣味じゃない。
懐古的カメラを収集して、ガラスケースのなかで飾る趣味はない。
まして最新機種が出ると、買い換えてしまうほうでもない。

自分の手に慣れた、
使い勝手のよい機種を外に持ち出して、
自分のセンスの思うままにシャッターを切って、
あとでその写真たちを鑑賞する趣味だ。

そんなボクは、デジカメというモノにとっつくのが早かった。
デジカメ黎明期のカシオQV-10には、デジカメの可能性をみた。
すでに家庭用8mmビデオカメラが、十分普及してはいたので、
掌のなかの液晶にデジタル画像が映るのは、
まぁそれほど不思議ではなかった。

しかし当時の8mmビデオは、PCとの画像データ連携ができなかった。
だから、PCに画像を移動できる、つまり
フィルム代、現像費なしでいくらでも写真が保存でき、
PC画面で大写しにして鑑賞でき、
PCプリンターでカラー印刷もできる、という
デジカメの着想に、夢があった。
いかんせん、QV10は画質が悪かったし、撮れる枚数に制限があった。
コンパクトフィルムカメラに一時傾倒する。


次にデジカメを買ったのは、
100万画素を越えたとき。
ひょっとしたらフィルムカメラの代替になるかも?と思い、
大枚はたいて買った。
フィルム代と現像代を、シャッターを押す指先に込めながら
撮る撮影行は、つまらないと思っていた。

スマートメディア全盛の頃。FDアダプターを介して、20枚を
数十分かけてデータ転送していたのを思い出す。
画像は細部まで画質がかなりよくなってきていた。
しかし一見しただけで、これデジカメの写真、とわかる、
薄くて妙ちくりんな写真色使い、
エッジには偽色だらけ、
の当時のデジカメ画像は、
フィルムカメラの写真と比べると数段劣ったように見えた。

次にデジカメを買ったのは、
おもちゃデジカメ(1万円以下のCMOS30万画素)全盛の時代。
しょせんデジカメはおかしな絵にしかならないなら、
安いお金でデジカメらしさを遊んでしまおう、と思った。
しかし、すぐに飽きた。
気軽にパチパチ撮れるのはよかったが、
画像がどうにも我慢ならなかった。

ここから2年、フィルムカメラに戻った。
フィルムスキャナーを買って、フィルムを現像しては
PCに読み込ませていた。
同時プリントの印画紙の焼きがいかにいいかげんか、がわかった。
自分のPC上で、フィルムに写った色を詳しく観察確認すると、
フィルムにはいろいろな情報が深く写っていることがわかった。
フィルムカメラの奥深さに触れ、デジカメの画素数が伸びていく頃、
ボクはデジカメにさえ触れなかった。

次にデジカメを買ったのは、
500万画素出始めの時代。
まだ市場の中心は300万画素程度でした。
本体を軽薄極小化し、電池の持ちを伸ばし、
起動速度を速める競争が起きていた。
もちろん、価格も落ちはじめていた。
面白いことに、ボクがよく行っていた栃木方面では、
都市毎にヤマダとコジマの国取り合戦が激しく、
交渉せずとも東京よりめちゃくちゃ安く買えたのを覚えている。

その500万画素機は、以前の200万画素時代よりも
すばらしく画質が進歩していて、
カメラとしての操作性も優れていて、
ボクは
デジカメはもうフィルムカメラ代替になる、
と遅まきながら気付いた。

ボクの収入が極端に少なくなった時期で、
可処分所得がなくなり、
つまり自由に使えるお小遣いが、月1万円に。
フィルムカメラで写真趣味をするような金銭的余裕もなくなり、
へそくり貯金の大枚はたいて、ボクはデジカメに100%乗り換えた。
フィルム代、現像代を考えると、
その投資は1年で回収できるとそのとき思った。
実際、撮る枚数は飛躍的に増え、
もしフィルムカメラだったら破産していた。

賭けはボクの勝ち。
撮るのが楽しくなり、持ち帰った写真の画質も、満足いくものだった。
もはや、デジタルかフィルムか、という比較は、
意味がないように思えた。
どちらにも長所がある。

フィルムの長所は、やはり、絵作りの妙。
フィルムのラチチュードによって、白潰れや黒潰れがなく、
電池を気にしないで撮れるし、
写真屋さんで気軽に焼き増し指定ができる。
(当時はデジカメプリントなんてなかった)

デジカメの長所は、圧倒的低ランニングコスト。
フィルムも買わない、現像、焼き増しにも金かからない。
絵も悪くなくなった。
でも、デジカメでいうところのダイナミックレンジの広さは、
フィルムでいうところのラチチュードの広さに、まだまだ追いついていないのは、
一番の欠点だと思う。
写真に幅がなくなるような、気がする。

それから今もその500万画素機を使っている。3年目になるか。
累計撮影枚数は3000枚程度になるだろうか。
そのデジカメはまだ使ってみようと思う。

ちなみに、その500万画素機とは、CanonのPowershot S50です。
今となっては地味なPowershotシリーズですが、
画像のバランスはとてもいいですよ。





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最終更新日  January 9, 2006 10:29:58 PM
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