|
テーマ:今日の出来事(289581)
カテゴリ:おいしいもの好き!
実は、来週の火曜日に東京の某所で講演をすることになっているので、今はその講演原稿を書いています。前から決まっていたことではあるのですが、直前にならないとなかなかエンジンが掛からないいつもの悪い癖が出て、この時期まで放っておいてしまった。しかし、さすがにそろそろ手を着けなければヤバいということで、昨日の日曜日は気合を入れて書きました。何を書くかさえ定まれば、私はライオンのように猛然と書きます。原稿用紙で言えば、一日に20枚でも30枚でも書こうと思えば書けます。問題はむしろ、書きすぎて講演時間をオーバーしてしまうことです。
で、ようやくエンジンが掛かって、いいペースで筆が進んだので、夕方、家内を連れて車で20分ほどのところにある喫茶店にお茶を飲みに行きました。「Flavor(フレイバー)」というお店なのですが、先日某フリーペーパーにお店の広告が載っていて、そこに出ていた「アイスクリームを乗せたチェリーパイ」の写真がとてもおいしそうだったので、試してみようという気になったわけ。 しかし行ってみたら、残念ながらお目当てのチェリーパイはすでに売り切れ! 残念! しかも「プランB」だったパンプキンパイも売り切れ。残っているのはシフォンケーキが数種類とキャロットケーキなど。仕方がないので、家内がメイプルのシフォンケーキ、私はキャロットケーキを注文し、それぞれ味の異なるフレーバー・ティーを頼みました。 ところで席について大分経ってから気付いたのですが、このお店、店員さんが妙な格好をしているのです。看護婦さんのような、というか、赤ん坊の帽子のような、というか、フランダースあたりの民族衣装のような、というか、とにかく白い妙なものをかぶっている。なんじゃ、ありゃ? と思って店の中を見渡すと、「アーミッシュ・カフェ」のポスターが。なるほど、そういうことね。 「アーミッシュ」というのは、アメリカ・ペンシルヴァニア州に住んでいる特殊なキリスト教徒の一派で、自動車などの文明の利器を否定し、なるべく自然に近い形で暮らしを立てていこうとする人たちのこと。アーミッシュについては日本では映画『目撃者 ジョン・ブック』でちょっと知られるようになりましたね(映画自体はお笑い種だと私は思いますが)。で、店員の方が着ていた妙な帽子も、結局アーミッシュの女性がかぶる帽子だったらしい。この店は、アーミッシュのレシピで作った自然派ケーキを売る店だったわけですな。特にシフォンケーキが自慢のようです。 で、実際に食べてみると、これがうまい。私も家内も本来シフォンケーキがとりわけ好きな方ではないのですが、ここのはおいしいと思いました。さすが自慢するだけのことはある。また私が注文したキャロットケーキの方もおいしかった。お店の解説によると、このキャロットケーキは、1960年代にアメリカのヒッピーたちが「自然に帰ろう!」を合言葉に素朴な野菜のケーキを作り始めた、そのレシピに依っているのだとか。ほう。ヒッピーもけっこういいもん喰ってたんじゃないですか。 ただこのお店、私が「街中のいい喫茶店」の条件として挙げるものの中で、「洒落た雑誌が置いてあること」という条件が欠けていますね。雑誌って言ったって、『週刊ポスト』とか『フライデー』みたいなオヤジ雑誌じゃないですよ。『エスクワィア』とか『フィガロ』とか『エル・デコ』とか、その種のライフスタイル提案誌。そういう洒落た雑誌が置いてあると、私のその喫茶店に対する評価はぐっと上がるのですけどね。アーミッシュ・スタイルだから、雑誌みたいな欲望増幅装置なんて置いてちゃいけないのかな? ま、それはともかく、おいしくて、しかも健康的なケーキと紅茶をいただいて、優雅でかつ禁欲的な、アーミッシュ的ひとときを過ごすことができたのでした。さて、もういっちょ頑張って、原稿書くぞ! ところで楽天で調べたら、このFlavor というお店、ちゃんと出店してますね。されば週末最後のアフィリエイトは、フレイバーご自慢の自然派ケーキのご紹介と行きましょう。シフォンケーキの他にも、素材に気をつかったアーミッシュ・スタイルのお菓子を宅配してくれるようですから、下の写真をクリックしてお店を覗いてみて下さい。 ここをクリック! ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おいしいもの好き!] カテゴリの最新記事
|
|