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釈迦楽

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September 7, 2005
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カテゴリ:今日もいい日だ

さて、合宿二日目の朝は9時に明けました。近づきつつある台風が心配ではありましたが、幸い晴れ間が見え始め、むしろ暑いほど。

朝食は菓子パンです。しかしコテージで食べても面白くないので、50メートルほど行ったところを流れている長良川の河原まで行き、川の流れを眺めながら食べることに。悠々たる大河の長良川もこのあたりでは歩いて向こう岸まで渡れるほど。元気な男子学生M君は頻りに泳ぎたがりましたが、昨日からの雨で若干水量も多かったので、同僚のO先生が用心して中に入らせませんでした。

さて、朝食を食べ終わるとコテージに戻り、もぞもぞと支度をして11時チェックアウト。今日は一般道を通って郡上八幡へ向かいます。

一夏を踊り明かす「郡上踊り」でも有名な小京都・郡上八幡。今日はここにある有名な蕎麦屋「平甚」でニシン蕎麦を昼食に食べるつもりだったのです。

しかし適当なところに駐車場に止めたところ、駐車場の目の前が「飛び込み」で有名な新橋じゃあーりませんか。見ると地元の若者や他県からやってきた肝自慢たちが、次々と高い橋の上から川へ飛び込んでいます。そしてそれを見るために橋の周辺は見物客で一杯。

となれば、うちの元気者のM君を引き止めることはもうできません。さっそく車の中で水着に着替えた彼は、颯爽と橋の欄干に立ち、一瞬もためらうことなくジャンプ! 見事な飛び込みっぷりに観客も拍手喝采でした。

ところでこの飛び込みで感心するのは、誰かが橋から川に飛び込むと、下で待ち構えている数人の少年たちの一人が浮輪を持って近くまで泳いで行って、その飛び込んだ人を助けてあげることです。もちろん飛び込むような人は泳ぎにも自信があるのでしょうが、飛び込んだ衝撃で足がつったりする人もいるでしょうから、その用心なんでしょうね。そして、飛び込んだ人の勇気をたたえながら、岩場まで浮輪ごと引っぱっていってやるわけ。おそらくは自然発生的に生じたと思われるこの互助システム、見ていてなかなか気持ちのいいもんですよ。

で、元気者のM君がすっかり満足したところで、我々一行は郡上八幡の蕎麦の名店・平甚でニシン蕎麦に舌鼓を打ちました。ここのニシン蕎麦はうまいんだ! このお店、「蕎麦食い教授のおすすめ!」です。

そうそう、おすすめついでにもう一つ、郡上八幡には私が声を大にしておすすめしたいものがもう一つあります。それは郡上八幡博物館へ向かう道筋にあるあまりパッとしない食料品店で売っている「しみず味噌」という地味噌です。小さい袋で315円、大きい袋(多分1キロ)が500円という安さですが、これぞ手作り味噌という味でホントにうまい! 我が家なんか、この味噌で作った味噌汁さえあれば他におかずは何もいらないとさえ思うほど、この味噌の大ファンなんです。で、今回もここに立ち寄ってお味噌を二袋も買い込んでしまいました。

さて、平甚で満腹し、しみず味噌も買い込んだ我々が次に向かったのは、郡上八幡の町中から車で10分ほど行ったところにある「大滝鍾乳洞」というところ。今回の合宿で「ワイルダー(ワイルドな男)」の異名を取った先程のM君の発案です。郡上八幡には何度か足を運んだことのある私も、ここは初めて。

で、行ってみるとこれがまた昭和の匂いぷんぷんの、渋ーい観光地なんですなぁ。小さな釣り堀があって、釣った魚を焼いて食べる「焼き場」があって、土産物店が数店あって・・・というようなもの。すべてが色あせ、すべてが時代後れという感じ。これで観光客で賑わってでもいたら、少しはうら寂れた感じも気にならないのでしょうが、見渡せば観光客はほぼ我々10人だけ。ひゃー、こりゃどうなんだろうか・・・。

それでも何とか気を取り直した我々は、大枚1千円を注ぎ込んで鍾乳洞へのチケットを購入しました。すると何故かチケットの他に「おみくじサービス券」なるものも付いてくる。なぜ鍾乳洞を見た後におみくじを引かなければならないのか、その辺の理論的整合性がいまひとつ理解できませんでしたが、ま、気にしないことにしていざ鍾乳洞へ。

と、ここは鍾乳洞の入り口が高いところにあるので、そこまで行くのにケーブルカーに乗らなければならないんですね。ケーブルカーったって木製のもので、わずか100メートルくらい乗るだけなんですが。(でも、このケーブルカーには「グリーンライナー」みたいな感じの大層な名前が付いていて笑えました)。

で、このケーブルカーに乗って鍾乳洞入り口まで行ってみてびっくり! 夏だというのに真冬並の冷気が鍾乳洞の中から吹き出しているではありませんか! その寒さと言ったら、半袖のまま中に入るのが躊躇われるほどのもの。ほう、こりゃすごいな。

そして鍾乳洞の中に入ってみてさらにびっくり。歩く距離といい、高低差といい、鍾乳石が作り成す奇観といい、今までに私が入ったことのある鍾乳洞の中でもベスト3にランクインするようなものだったんです。特に感銘を受けたのは、鍾乳洞の中で落差10メートルほどの滝があったこと。いやー、これはまいった。「うら寂れた観光地」なんて言ってごめんなさい! ってなもんです。

ま、そんなこんなで、かなりの距離を体をかがめて歩き、高低差もあったりしたので、出口にたどり着いた時は膝もガクガク。でも面白かったですよ。大滝鍾乳洞、教授のおすすめ! です。昨日の高鷲といい、今日の大滝鍾乳洞といい、どうもこのあたりの観光地は、人に期待させないでおいて、おもむろにいいモンを見せるという点で共通してますね。まさか、狙ってのことではないでしょうが。

それから、鍾乳洞を出たところにある土産物店でおみくじを引きました。なるほど、おみくじで誘って、土産物を買わせようという腹でしたか。なかなか賢いな。でも郡上八幡でお味噌のお土産を買っていたルンルンの私に、この術は通用しないのだ! おみくじだけ引いて、土産物には目もくれませんでした。おみくじは吉でしたぞ。それによると、「決して安定した一生ではありませんが、やることなすことすべてが吉へと向かっていきます」ですと。なかなか良い事言ってくれるじゃないですか。それから、ふさわしい仕事は医師・ホテル業務・建築家・僧侶、そして骨董商だそうです。この中で私がなれそうなのは「骨董商」だけだな。フリーページの「教授のアンティーク」で実際に骨董を扱っているし。

さて、鍾乳洞にすっかり満足した我らは、東海北陸自動車道に乗り、そこから東海環状道路に乗り換えて土岐へと向かいました。今回の最後の目的地、「土岐アウトレット」に行くためです。このアウトレットは私は前に来た事がありますが、女子学生たちからの熱烈なリクエストがあったもので、ちょっとだけ立ち寄ろうということになったんですね。

しかし現地に到着した時には既に3時半になっていたので、一時間だけ自由行動にすることにし、学生たちは嬉々として三々五々散っていきました。私は同僚のO先生と「タリーズ」コーヒーショップでしばらく休憩し、その後それぞれ分かれて少しだけ店を冷やかしました。ま、今日は別になにかを買うつもりもなかったので、ホントにちょっと冷やかしただけでしたが。

で、4時半に再び集合し、ここで今回のゼミ合宿を解散することに。伝統の「一本締め」をしてけじめをつけた後、帰る方向によってバスで帰るもの、そのまま車に分乗するもの、というふうに分かれることにしました。私も同方向に帰る男子学生を一人乗せて自宅に向かいました。

とまあ、かくして今年度のゼミ合宿は終了です。わずか一泊二日の旅行でしたが、元気な若い連中と一緒に旅をすると若返りますね。こちらが歳をとるにつれ、正直なところ、年々合宿に行くのがおっくうになってきたところもありますが、やはり実際に行ってしまえば楽しいのも事実。また今回の旅行でうちのゼミ生たちの気心も今まで以上に知る事ができたので、それを今後の卒論指導に活かすこともできそうです。よかった、よかった。

さて、こうして旅から戻ったワタクシですが、実は今日、これからまた車を飛ばして東京の実家に戻らなくてはなりません。明日、ある学会の創設のための話し合いがあり、それに参加するためです。なんだか旅から旅への旅烏みたいになってしまいますが、仕方ありませんね。それでは、また明日!





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Last updated  September 7, 2005 01:59:40 PM
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ケンケン@ Re:想像ふくらむ、理想のアメリカ短編小説集(06/26) 先生と同業の末席にいるものですが、 その…
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