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カテゴリ:わけ分からん
今日は床屋さんに行ってきました。例の私のお気に入りの床屋さんで、「こんちは」とお店に入ってから「ありがとう」とお店を出るまでわずか25分。髪を切ってくれている間も余計な話をせず、放っておいてくれる。実に気分がよろしい。
ところで理容師さんが黙っているものだから、必然、客としてはこの25分間の間、店内に流れているFM放送を聴くことになります。私も聴いていました。で・・・・ つまらないんだ、これが!! どうしてこうつまらないんだろう? って言うか、どうしてここまでつまらなくできるんだろう? ちなみに私が聴いていたのは、どこのFM局かは分かりませんが、女性のDJでした。で、この人がつまらない日本の若者の曲をかけ、何だか分からないけれど、その曲をやたらに褒めちぎるわけ。すばらしい曲だ、聴いているだけでエネルギーを与えられるようだ、とか何とか。私には何とも陳腐な、馬鹿馬鹿しい歌詞の曲としか思えませんでしたけど。で、「・・・?」と呆れていると、どういう話の流れだったか急にお弁当の話になって、彩りよくお弁当が作れた時は人に見せたくなる、というようなことを言い出すんです。で、その挙げ句に「そうだ! 上手にお弁当が作れた人、今から写真にとって局の方に送って下さい!」と、いかにも嬉しそうにのたもうわけ。 はぁ? お弁当? 局に写真を送れ? 一体、何のこっちゃ・・・。 私はもうラジオというものを聴かなくなって久しいですから、DJがどんな曲をかけようと、どんなことを話そうと、どんな提案をしようと、別に構わないですけど、私以外で仕事をしながらFM放送を聴いている人なんて世の中には沢山いると思うのですよ。その人たちが毎日こんな感じのDJの戯れ言に付き合わなくてはならないのかと思うと、本当に気の毒になります。 もちろん、たまたま今日、私が聴いたFM放送が下らなかっただけかも知れません。しかし、私にはとてもそうは思えないんだなー。少なくとも私が何かのついでにたまにFM放送を聴くと、その都度、同じようなことを思いますもん。どの局を選んでも、みんな同じ。DJが言うこともまったく同じ。声さえも、まったく同じに聞こえます。 きっとこういうところでDJやっている女の子たちって、大学でも放送研かなんかに在籍してたりして、「DJになる勉強」をしてきた連中なんでしょうね。だから、定められた時間の間、そつなく何ごとかをしゃべりたてることはできる。でも、できるのはただそれだけ。ちょうど英会話を習ってはみたけれど、「内容のある話」そのものができなかった、というようなもんじゃないのかな。 もし私が村上ファンドみたいなお金持ちだったら(おっと、あの人は「ファンド」って名前じゃなかったか・・・)、FM放送局ひとつ買い取って、もう少しマシな放送をしてみたいですね。そうしたら、とりあえずDJはすべて40歳以上にしよう。そして「ちゃんとした選曲」ができるプロを採用しよう。自分がかける曲の解説ができる人を使おう。声に深みのある、落ち着いた人を選ぼう。ゲストにはジャリタレではなく、色々な分野で秀でた業績を挙げている大人を選び、その人とちゃんとした会話ができる人じゃなければDJをやらせないようにしよう。リスナーからのお便りやリクエストは原則受け付けないようにしよう。要するに、大人のFM局を作ろう。 ホント、いつも思うのですけど、現代日本の日常生活の中で常に不足しがちなのは、「大人」じゃないか知らん。それと、大人に付帯するものとしての「知性」と「品」ね・・・。 というわけで、頭はさっぱりしたものの、あのFM放送にはいささか「殺られ」ちまって、ガクガクッとなってしまったワタクシなのでした。今日も、わけ分からん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 12, 2005 08:49:16 PM
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