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テーマ:暮らしを楽しむ(385314)
カテゴリ:今日もいい日だ
昨日、あまりの眠さにブログを途中まで書いたところでぶっ倒れてしまいましたので、今日はその続きから。 Kさん所有のログキャビンを後にしてから、我々一行5人は二手に分かれました。ギャラリー・オーナーのMさんと画家のYさんはこの日小淵沢に泊まる予定なのですが、私と家内、それに今日初めて知り合いになったもう一人のKさんはこの日のうちに名古屋に戻らなくてはなりません。 で、Mさんたちともここで別れて、我々帰宅組3人は名古屋に向かって走り出したわけですが、どうせなら小淵沢で夕食を済ませてしまおうということになり、評判を聞いていた「カントリー・キッチン」というお店で食べていくことにしました。 で、このカントリー・キッチンというレストランですが、これがなかなか雰囲気のある店だったんです。何しろ、レベルの高いジャズの生演奏を聞かせてくれるんですから、もうそれだけでぐっと来ます。ま、さすがに人気店だけあって、すぐにテーブルを確保することはできませんでしたけど、待っている間はレストランの2階に併設されている小物の店を冷やかしたりできるますから、20分や30分の待ち時間はなんでもありません。それに、もう一つ面白いことに、このお店ではレジのところに古書が常時20冊ほど展示されていて、欲しい人はこの中からどれでもただで持って返っていいことになっている。で、私もざっと見たところ、何とこれが欲しい本ばかりで、全部まとめて持ち帰りたいくらい。もちろん、常識的に言ってそんなことも出来ないので、その中から一冊、小野寺健さんの『イギリス的人生』(晶文社)のきれいな本をもらうことにしました。小野寺さんは私の通っていた大学院に非常勤で教えに来てくださっていたことがあって、私もよく存じあげているイギリス文学の偉い先生なんですけど、厳しい授業が終わった後では我々院生たちを引き連れて食事なんかに連れて行って下さったりして、よく面倒を見ていただきました。文章の達人でもあるので、懐かしい先生の文学的エッセイ集を、こんな形で手にすることができたのも、何かの縁なのでしょう。 で、そうこうしているうちに私たちの順番が来て席に案内され、食事を注文したわけですが、これがまたおいしかったんですわ。私とKさんは牛肉のステーキを、また家内は鮭のステーキを食べたのですが、肉も柔らかく、ソースも付け合わせもおいしく、大根サラダもシャキシャキで、ご飯の分量もたっぷり。盛りつけもなかなか洒落ています。で、これらをジャズトリオの生演奏つきで楽しめて、値段は1500円ですよ。しかも古本つきですから、もう私としては申し分なし。小淵沢のカントリー・キッチン、教授のおすすめ! です。で、かくしてここで夕食を堪能した私達は、小淵沢での秋の一日を終え、Kさんとの楽しいトークと共に帰路についたのでした。 しかし思い返してみても、なかなか充実した一日でしたね。ドライブ自体も楽しかったし、最初に食べた萬吉の蕎麦もうまかったし、ギャラリー・折々での本杉さんとの再会も楽しかった。また昨日のブログでは書きませんでしたけど、折々の広大なウッドデッキに置いてあった卓球台で家内と卓球をやったのも面白かったなあ。そしてフィリア美術館で見た四竈公子さんの絵も良かったし、Kさんのログキャビンに招待され、そこでのんびりとした時間を過ごすことができたのもよかった。で、最後の夕食もおいしかったですからね。古本のお土産までついていましたし。 しかし、何と言っても一番楽しかったのは、ギャラリー・オーナーのMさんの紹介で、個性溢れるアーチストの方たちとご一緒にドライブを楽しめたことです。大学人であるとどうしても付き合いが狭くなりがちですが、Mさんと親しくなってから、その縁で様々なタイプの芸術家の方たちとお付き合いさせていただくようになり、私たち夫婦の友人関係はホントに広がりました。しかもMさんの人脈で結びついている方たちというのは、皆、利害関係とは無縁の方ばかりですから、純粋にその人たちの感性や人間性の魅力に惹かれてお付き合いができる。そこがいいんですね。 それにしても、ご自分のギャラリーを拠点にして、魅力的な人たちとのつながりを広め、かつ深めていらっしゃるMさんって、すごいなと思います。ちょっと日本人離れしている感じなんですよ。それから、日本人離れしていると言えば、Mさんの服装のセンスがまたすごく良くて、いつもちょっと風変わりな、しかしMさんによく似合う素敵な服を着ていらっしゃるところもまたいい感じなんだなー。またMさんのご主人という方がまた実に魅力的な方で、私と家内はいつも、このMさんご夫妻のような歳の取りかたをしたいね、と言い合っているんです。 ということで、昨日は秋の八ヶ岳南麓に遊んで、すっかりいい気分の私だったのでした。 さて、そんな私が今日、何をしていたかと申しますと、1年半前に卒業した私の元ゼミ生の3人娘に久々に会っていたんです。この中の一人が1年間ほどイギリスに行っていて、この夏に帰国し、9月から地元の中学校の英語の先生になったんですが、その報告をしに来がてら、友達2人を誘って私に会いに来てくれたんですね。 いつも言いますが、教師という職業をしていて何が嬉しいかと言えば、卒業生が卒業後に会いに来てくれることが一番嬉しい。ということで、今日は私の家の近くの隠れ家的レストラン&カフェを紹介しつつ、彼女たちの近況報告に耳を傾けました。 聞いてみると、皆それぞれ、仕事も大変、恋も大変というところですね。ま、20代半ばなんて、そんなもんでしょう。面白いことに2年前の卒業生と会うと、私自身も2年前に若返るような気がするもので、いつにも増して調子に乗って釈迦楽節を聞かせてしまいました。楽しいひと時でした。皆、少しずつ大人っぽくなっている様子が分かりましたしね。 ところでブログを読み返せば明らかなように、北海道に行ってから今日まで、少し遊び過ぎたきらいがありますね。いかん、いかん。週明けからまた頑張ろう! ・・・と思うのですが、実は次の週末も学会で東京出張なんですよね。ま、これが秋の学会シーズンの最後になると思いますが。出入りが激しい分、体調も崩れがちになるので、気をつけなければ。今日は少し早く寝ようかな。それでは、また明日! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 23, 2005 11:19:16 PM
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