|
カテゴリ:わけ分からん
正月元旦、今年初めて配達された新聞(某大新聞)の一面を見てびっくり。 「政府与党、幼稚園の義務教育化を検討中」・・・。 正月早々、何が哀しくてこういう馬鹿馬鹿しい話題に触れなくてはならないのか、私は理解に苦しみます。 ま、義務教育化のメリットとしては「小学校に入る段階で、既に学力差がついている状況を防ぐ」ということ、および「公立幼稚園の無償化」ということがあるそうで、フランスなど欧米各国でも義務教育11年制(幼稚園2年+小中学校9年)が定着している、ということも記事には書き添えててありました。 しかし、そんな瑣末なメリットがどうのこうのと言うより前に、子供というのは基本的に親が躾け、親が教育すべきものです。それをどうして他人に任せるようなことを助長する政策を、政府与党はわざわざ採ろうとするのか・・・。 私の教え子で、中学校の先生になったり、塾の先生になったのは沢山いますが、彼らがしばしば不満を漏らすのは、親があまりに多くのことを学校に任せ過ぎるということです。 たとえば「先生、うちの子が悪いことをしでかしたら、遠慮せず、ぜひ殴ってやって下さい」などと言ってくる親がいるという。そういう、一見「物分かりの良さそうな親御さんたち」に対し、「そんなこと言ってる間に、お前が自分の子を殴れ」と言いたくなる、と私の教え子たちは口を揃えて言います。そりゃ、そうでしょう。学校はもともと様々な教科を教えるだけの場所であって、基本的な礼儀作法だとか、人間としての人格形成だとか、そういうものは親が責任を持つべきもんです。それをやらないから、いずれ「他人任せ」で大きくなった子供から手痛いしっぺ返しを食うことになるんですよ。 それに大体、幼稚園の教育がなんぼのもんですか。私も一応は通いましたが、お絵描きだ、お遊戯だなんて馬鹿馬鹿しくてやってられなかった。ましてや「お昼寝の時間」なんぞ、あんまり馬鹿馬鹿しくて涙が出たもんです。私はむしろ、幼稚園なんぞ通わなくてもいい、という風習が日本に育てばいいのにと思っているぐらいですわ。 幼稚園義務教育化にケチをつけるついでに言わせていただけば、私は日本の高校進学率99%というのもおかしな話だと思っています。99%ですよ。これでは実質、高校までが義務教育ではないですか。本当なら高校進学率なんて50%くらいでいい。あとは社会に出して働かすか、あるいは専門学校に通わせればいいんです。現在、日本の高校で生じている問題のほとんどは、本来高校に進学するには向いていない生徒が高校生になっていることから生じているんです。同じことは大学にも言えるので、現在の大学進学率50%は多過ぎます。本来20%くらいに抑えるべきもんです。私は日々、大学生の実態を見ていますから分かりますが、在籍している学生の6割くらいは、大学に来る必要もなければ、それだけの学力もない連中と言っていい。 ですから、もし日本の教育を改革したいなら、幼稚園の不必要化、高校・大学進学率の抑制、専門学校の公立化、中卒者の就職支援こそ、断固進めるべきもんです。新春早々、怒りのブログで申し訳ないですけど、日本の教育改革は、政府与党ではなく、私・釈迦楽に聞け! と声を大にして言いたい!! ・・・あ、さて。これだけ威勢よく言いたいことを言った最後にこういうのも何ですが・・・ 明けまして、おめでとうございます! 本年も、どうぞよろしくお願い申し上げまするーー。今年も釈迦楽節を、威勢よくぶち上げますので、乞うご期待ですよー! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[わけ分からん] カテゴリの最新記事
|
|