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カテゴリ:思わず納得!
あー、今日も見てしまった。「トヨエツ」こと豊川悦司が出ているテレビ・ドラマ『弁護士のくず』。巷のテレビ・ドラマ評によると、とても好調なようですが。 ま、個人的な評価を言わせてもらえば、ドラマとしての出来は大したことないと思うんですよ。さらに、トヨエツ自身の出来も、私の目から見るとあまり良くない。「新しい芸風にチャレンジしている」とか、「『探偵物語』時代の松田優作のようだ」とか、世評は高いみたいですけどね。 じゃ、何で見るんだと言われますと・・・トヨエツのファンだからですーーー。うふ。 私、日本の俳優の中で、豊川悦司をかなり買っているんですよね。 ま、セリフ回しは、それほどうまいとは思ってないんです。一本調子ですしね。でもねー、何だか存在感があるんだよなー、この人。 まず身体がでかい。そして足の長さを含め、スタイルがいい。そしてそれよりも何よりも、歩き方、物腰、仕草、そういう身体を使った一つ一つの所作が美しい! あれは天性のものか、それとも訓練の賜物か、それは分かりませんが、日本の俳優であそこまで所作のきれいな人っていないんじゃないか知らん。ほんと、独特の雰囲気を出すんですよね。 それを最初に感じたのは、数年前にヒットした『青い鳥』というテレビ・ドラマでのこと。このドラマの中でトヨエツは田舎町の駅員の役を演じたのですが、半袖の制服の袖を折り返す(当時としてもかなりダサい)着方とか、何気なく検札用のハサミをクルクル回す動作など、完全に田舎の駅の駅員になりきっていた。どこからどう見ても、田舎の駅の駅員になってましたからね。あれは見事でした。 また2、3年前にやっていた『ラブ・ストーリー』というテレビ・ドラマで、創作に行き詰まっている作家をコミカルに演じたことがありますが、あれもなかなか良かった。 ってなわけで、日本の芸能人なぞまるで眼中にない私にしては珍しく、トヨエツが出るドラマだけは、出来不出来は度外視して、ついトヨエツ見たさに見てしまうんですな。 で、これでもし『弁護士のくず』の出来が良ければ、迷わず「教授のおすすめ!です」となるんですが、そこまでの出来とは思っていないので、強いておすすめはしません。しかし、ただ単にトヨエツが手をポケットに突っ込んで歩いているシーンを見るだけでも、勉強になりますよ。その昔、石原裕次郎ってのは歩く姿のサマになる男だなあと思いましたが、その現代版は間違いなくトヨエツですな。 というわけで、私もトヨエツみたいな歩き方をしたいもんだ、と常々思っているワタクシなのでした。男は常に、勉強でございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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