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テーマ:今日の出来事(291718)
カテゴリ:わけ分からん
ひゃー、またまた爆発しちゃいましたよ。今日は「静かな爆発」の方でしたが・・・。 時はお昼休み明けの3限、2年生対象の「アメリカ文化史」の授業でのこと。私、専門の授業には力を入れるので、今日のこの授業にしても、それなりに準備万端整え、資料も用意し、90分間、面白くもタメになる話をしようと思っていたのに・・・。 私がマイク片手に先週の授業のおさらいを軽くし始めたにもかかわらず、あちらこちらでかなりのボリュームの私語が・・・。大教室での講義、しかもこのくそ暑さ、そして昼食後の気のゆるみ、と、悪条件が重なっているとはいえ、それはないんじゃないの・・・。 軽いショックに、ワタクシ、しばらく沈黙。しかし、話の途中で突然口を閉ざした私の異常な行動にも気づかず、楽しげなおしゃべりと笑い声が・・・。 この場合、私には選択肢が二つあって、「大爆発」の方を選ぶと、「てめえら、うるせえんだよ!」と絶叫することになります。これをやると学生たちは一瞬、1インチほど椅子から飛び上がります。で、もう一つの「静かな爆発」の方だと、「みんな、今日は僕の話、聞きたくないみたいだね」と言って、そのままクールに授業放棄して教室を出、研究室に戻ってしまうというやり方で、これまた学生は凍りつきます。 で、今日はあまりの暑さに絶叫するのも面倒臭くなり、「静かな爆発」の方を選びましたー。授業放棄ですー。もう、わしゃ帰る! って感じで、研究室に戻っちゃいましたよ。 トホホ・・・。せっかく、いい授業しようと思って準備してたのに・・・。 で、私が研究室でさっさと他の仕事していたら、しばらくして学生の代表が数名やってきて、静かにしますからどうか授業をやっておくんなさいと詫びを入れてきました。しかし、そうですか、じゃあ、なんて教室に舞い戻る気もしなかったので、一昨日来やがれ!と追い返しておきました。 だって、ここは「大学」ですよ。いかに名古屋だからって言ったって『中学生日記』の撮影やってるんじゃないんだ。中学生のガキみたいに、「緊急クラス会議」で話し合いして、反省して、代表立てて職員室に謝りに来るんじゃない! 大人になってくれよ、いい加減に。 あー、しかし、情けないなあ。他の「つまらなくてタメになる」話をする教授連の授業でならともかく、この大学で一番講義がうまいと自負するワタクシの講義で私語をするとは・・・。大学、辞めたい・・・と思うのは、こういう瞬間ですわ。もう、だーれも知らない町に行って、耳も聞こえず、口もきけない振りをして後半生を静かに過ごしたい・・・(by サリンジャー)。 だけど、学生ってのは、馬鹿ですな、ホント。大金払って大学入って、それで授業聞かないで勉強しないってんだから。金は払うが、サービスは受けたがらない。まったく、資本主義の原則に反した存在だ。 きっとアレですな。最初にまとめて授業料振り込ませたりするから、こういうことになるんじゃないですか? 電車とかバスの定期券みたいなもんで、最初にお金を払ってしまうと、あとはまるでタダでサービスを受けているような気になるんじゃないですかね。 だったら大学も、授業料前払いなんて止めて、授業毎に毎回、授業料をちょっとずつ支払わせたらどうですかね。 大学のあちこちに「授業切符売り場」を設け、毎回現金で授業切符を学生に買わせるわけ。で、教授は授業前に教室の入り口に陣取って、その切符にハサミを入れるんです。で、そのハサミの入った切符を15枚集めると、漏れなく試験を受けられるというふうにする。もちろん、何らかの事情で授業を休む時も、ちゃんとお金を払って「欠席切符」を買わないとならないようにするわけ。 直前に自腹を切ってお金を払えば、いかに馬鹿な学生でも、払ったお金の分はちゃんと授業を聞こうという気になるんじゃないでしょうか。また、わざわざお金を払って欠席するのもツライので、サボりも激減するような気がします。 あ! それで、成績上位者には、どの授業でも使える「タダ券」を進呈するなんてのはどうでしょう。効率のいい奨学金システムになるじゃないですか。 おお! なんたる名案! やっぱ、ワタクシって天才じゃない? こんなスグレモノのアイディアをバシバシ思いついちゃうんだから、次の学長選挙、打って出ようかな・・・。選挙権を持つ事務サイドからも、「釈迦楽先生、そろそろどうですか?」なんて声も出ているようだし・・・。 なーんて。ま、それは案外信憑性のある冗談としまして、とにかく学生にはいい加減に大人になってもらいたいものだと思っているワタクシなのでした。今日も、わけ分からん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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