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テーマ:今日のこと★☆(106266)
カテゴリ:今日もいい日だ
今日の午後、卒業生が二人、大学に遊びに来ました。 二人ともうちの科の8期生ですが、Aさんは昨年結婚したばかりの新婚さん、Jさんは結婚5年目で、9ヶ月のお嬢さんを連れて来ていました。 でまた、このJさんのお嬢さんの果鈴(かりん)ちゃんがいい子でね~。我々が3時間くらいしゃべっていた間、一度も泣いたり愚図ったりせず、静かに笑ったり、おもちゃを舐めたり、寝たりしていました。Jさんに聞いたら、実際すごく育て易い子なんですって。 私も一度膝に抱かせてもらいましたけど、身体をねじって私の顔を不思議そうにしばらく見てからニッコリ笑ってくれました。赤ん坊特有の匂いのする、柔らかくてずっしりしたものを膝に乗せていると、赤ん坊ってのは、やっぱり可愛いもんだなと思います。 ところで、久々に遊びに来た卒業生たちと旧交を温めたわけですから、近況報告やら、彼女たちが学生だったころのことやら、話題はあちこち飛びましたが、その中で一つ特に印象に残った話がありまして。 ま、話のきっかけは私の「歯科手術」のことで、私が自慢げに虫歯の手術をした、という話をひとくさりやったんですな。で、それを聞いたJさんが、「私は手術ってしたことないですね・・・。いや、そんなことないか。一回ありました」と言い出した。 で、どんな手術だったかというと、皮膚の移植手術だったんだそうで。 Jさん、2歳の時に足に大火傷を負い、人工皮膚を使っていたのですが、長じるに従って身体の成長に人工皮膚が追いつかなくなってきた。そこで、自分自身の皮膚を移植することになり、そのための手術を受けた、というのですな。 じゃ、そもそもどうして大火傷を負ったかというと、冬、家でストーブの上に室内の乾燥を防ぐためにお湯を入れた鍋をかけていたところ、どうしたわけか彼女のお祖母さんがその熱湯の入った鍋をストーブから下ろして床に置いてしまったんですって。で、その鍋に幼いJさんがつまずいて、足に熱湯をかぶってしまった・・・。 「前は水着になれないのがちょっと残念だったけど、もうそんなもの着る体型じゃないからいいんです!」なんてJさんは言っていましたけど、いつも明るく元気なJさんにそんな辛い経験があったのかと思ったら、私も言葉につまりました。 それに、間接的に火傷の原因を作ってしまった彼女のお祖母さんも辛かったでしょうなあ。孫にも、その親である自分の子供に対しても申し訳なくて、いたたまれなかったんじゃないでしょうか。そのお祖母さんの心持ちを想像したら、やっぱりたまらない気がしましたね。 で、一緒にその話を聞いていたAさんも、思わず「Jさんの話を聞いたら、自分がこれまで無事に過ごして来られたのも奇跡みたいな気がする」と言っていましたが、ほんと、赤ん坊ってのは、様々な危険に取りまかれながら成長しているんですな。天ぷらの油、煮えたぎる薬罐、熱いコーヒーの入ったマグ、ハサミやカッターなどの刃物、喉につまるようなもの、大人用の薬品などなど・・・。 ほんと、今日は思い掛けぬところからそんなことを聞いて、色々考えさせられましたわ。 とはいえ、そんな周囲の心配などどこ吹く風といった調子で、Jさんの果鈴ちゃんはすくすく育っておるわけで。そういう子供の生命力もまた素晴らしいもんですよね。 ま、とにかく、今日は卒業生が子連れで遊びに来てくれて嬉しかった。果鈴ちゃんも、Jさんも、それからそろそろ一人目の子供が欲しいと言っているAさんも、みんな幸せになってもらいたいなあと思ったワタクシだったのでありました。今日も、いい日だ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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