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釈迦楽

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June 1, 2007
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カテゴリ:教授の映画談義

またまた遅ればせながら『世界最速のインディアン』という映画を見てきました。アンソニー・ホプキンス主演の映画です。

この映画、時代設定は1960年代前半。ニュージーランドの片田舎に住むスピード狂のオートバイ乗り、バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)が、愛用のオートバイで世界最速記録を塗り替えるため、アメリカに渡って「最速レース」に参加するんですな。

しかし、何といってもこのマンロー、既に年金暮らしの63歳、アメリカに渡るといってもそんなお金なんかあるわけない。でもって、愛用のマシンというのが42年前から乗っているポンコツ・バイクってんですから、周囲の連中だって「世界最速」にチャレンジしようなんていう彼の無謀な計画には半ば眉唾です。

そんな時、彼は狭心症の発作を起こすんですな。もう、これからはニトロが離せないようになってしまう。

で、普通だったら、その時点で夢をあきらめるわけです。が、マンローはそうじゃない。自分の老い先がそんな長いものでないと知ったら、逆に「今、チャレンジするしかない!」と思っちゃった。彼はついに自宅を抵当に入れて渡米資金を調達、人々の協力も得てついにアメリカ行きの貨物船にもぐり込み、愛機「インディアン」とともにアメリカを目指すことになる。

そしてロサンゼルスに上陸してから、レース会場となるユタ州ボンヌヴィルまでの道のりは、まさにロード・ムービーそのもの。ニュージーランドとアメリカの文化的ギャップに戸惑いつつ、色々な人たちと出会い、彼らを助けたり、彼らから助けられたりしながら、マンローはついにボンヌヴィルに到着。25年間もの間夢に見続けた、スピード・マニアの聖地・ボンヌヴィルの塩水湖跡の白い大地を踏みしめるんですな。

とはいえ、そこから先も苦難の連続ばかり。そもそも世界最高速にチャレンジするレースへのエントリーの締め切りはとっくに過ぎているし、彼の愛機「インディアン」は、42年前に作られたオールド・マシン。しかもひたすらスピードを出すためだけに改造に改造を続けたマシンだけに、ブレーキなどの安全装置は一切なし、タイヤもひびの入った古タイヤのゴムを肉きり包丁で極限まで薄く削ったお手製の溝なしタイヤというシロモノですから、レースの参加要件となる「車検」に通るわけがない。

しかし、そういった幾多の障害も、スピード命の一途さと人間的な魅力でことごとく乗り越え、彼がレースに参加することを思い止まらせようとしたレース主催者たちまで味方に引き入れたマンローは、ついに正式にレースへの参加を認められることになります。

さて、63歳の老オートバイ乗りは、愛機「インディアン」に打ちまたがって、なみいる強豪たちに伍し、オートバイの世界最速記録である「時速315キロ」の壁を打ち破れるのか?!

ま、そんな映画です。

で、その『世界最速のインディアン』に対するワタクシの印象批評点はと言いますと・・・

83点です! 合格!

もうね、アンソニー・ホプキンスが主演したら、その映画は合格以外のものではあり得ません。映画の最初から最後まで、彼がスクリーンの上にずっとい続けるのですから、どんな映画ファンにとっても至福の2時間半としか言い様がない。

それに、障害物が何もない広大な塩水湖跡を、「インディアン」が疾走していく映像の迫力のあること! でまた、300キロで疾走しているマシンがとんでもないポンコツで、しかもそれに乗っているのが心臓病の爺さんだと分かっているわけですから、余計ハラハラする。これはねえ、見物です。

また、年老いたオートバイ乗りのマンローと、彼を応援する隣の家の少年との交流なんかもあってね、これがまた泣かせるわけですよ。

というわけで、『世界最速のインディアン』、まだご覧になっていない方は、ぜひDVDでお楽しみ下さい。教授のおすすめ! です。





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Last updated  June 2, 2007 12:09:27 AM
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ケンケン@ Re:想像ふくらむ、理想のアメリカ短編小説集(06/26) 先生と同業の末席にいるものですが、 その…
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