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釈迦楽

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April 27, 2008
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カテゴリ:教授の映画談義

今日は朝から学会がありました。で、そのお話はまたあらためて書くつもりなのですが、その中で一つ、ギョッとする話がありまして。

いや、ケロッ○のコーンフレークのことなんですけどね・・・。

ワタクシ、コーンフレークというのは子供の頃から好きな食べ物の一つでありまして、もちろん毎日食べるというものではないですが、あれば好んで食べる、という感じなんです。ところが今日、このコーンフレークに秘められた真実を知って、ちょっとビックリ。

実はですね、今日の研究発表によりますと、コーンフレークというのは、もともと「精力減退剤」として開発されたものだ、というのですね。

・・・マジですか! という感じでしょ?

ピューリタン的精神性が色濃く残る19世紀のアメリカでは、過剰な性欲というのはあらゆる病気の源と考えられていたそうで、それを増進する(と信じられていた)肉を中心とした食事はイカン、というふうに考える人たちが居たんですな。で、ある時「トウモロコシからフレークを作り、肉食の代わりにするのじゃ」という神の啓示を受けた人が、コーンフレークを作って売り出したと、まあ、そういうことだったらしい。つまり、「こいつを食べていれば、ムラムラッとしなくなって結構なことである」というニュアンスの食べ物だったんですな、コーンフレークというのは・・・。

いや~ん、ワタクシ、とんでもないものを喜んで食べていたよーん!


閑話休題。


さて、それはさておき本題に入りますが、昨日、地上波で放送していた『カンフー・ハッスル』、私、つい見てしまったんです。

これを撮った監督の前作、『少林サッカー』は前にDVDで見ていて、まあそれなりに面白いな、と思った記憶はあるのですが、この『カンフー・ハッスル』については、どうせ二番煎じだろうと舐めてかかり、オープニングの「コロンビア映画」の自由の女神を横目に見ながら、「おやおや、この映画、コロンビアなんだ。『少林サッカー』から随分出世したもんだな」と思ったまま、勉強をしに書斎に入ってしまったんです。

ところが、10分ほどして家内が私を呼びに来まして。「半端なく面白いよ」というわけです。

で、「そんなに面白いの?」と半信半疑にテレビのある部屋に戻って見始めたら、これが確かに面白い。前作の『少林サッカー』とは段違いの面白さ。で、最後まで一気に見てしまったという。

ちなみに、この映画のキャッチコピーは「ありえね~!」というもので、『少林サッカー』以来の、いささかギャグっぽい特撮がふんだんに使われていて、その「ありえなさ」がいいわけですが、私が思うに、実はこの映画の面白さはそういう見た目の派手さにあるのではないんじゃないかと。

結局、この映画の面白さはもっと細部にあるのだろうと思うのですね。たとえば、悪い奴らに殺されたある武術の達人が、いまわの際に一言、仲間に言い残すシーンがあるのですが、今まで中国語でしゃべっていた彼が、何故か最後の一言だけ、何の脈絡もなく、英語で発するんです。で、結局何が言いたかったのかが仲間に伝わらず、「なんで英語なんだよ~!」ということになるんですが、この悲劇的な場面で飛び出す意表をつくギャグのセンス、これがおかしいんです。特撮は使ってないけど、こっちの場面の方が「ありえね~!」でしょ?

この他、場面展開のリズムの良さ、ギャグを繰り出すタイミングの良さ、同種のギャグの密かな繰り返し等々、見どころ満載でありまして、これを撮った監督のセンスの良さにはまったく脱帽です。これなら、コロンビア映画が金を出す気になるのも分かります。

ということで、『カンフー・ハッスル』のことを単なるギャグ・カンフー映画だろうと馬鹿にしていたワタクシは、己の無知を恥じつつ、このセンスの良い娯楽映画に腹を抱えて笑いながら、存分に楽しんでしまったのでありました。いや~、この種のカンフー映画が、これほど洗練された娯楽映画になり得るとは、まさに驚きです。

で、いつもの印象点ですが、最後のシーンの後味の良さも含め、83点という高得点を差し上げておきましょう。『カンフー・ハッスル』、まだご覧になっていない方は、ぜひ一度、騙されたと思ってご覧下さい。この映画、教授のおすすめ!です。





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Last updated  April 27, 2008 09:59:44 PM
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ケンケン@ Re:想像ふくらむ、理想のアメリカ短編小説集(06/26) 先生と同業の末席にいるものですが、 その…
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