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テーマ:暮らしを楽しむ(388194)
カテゴリ:教授の映画談義
話題の映画、『アバター』を見てしまいました。 ワタクシ史上、初めての「3D」映画でしたが、映像的にはものすごかったですよ。ははあ、3Dで映画を見るというのはこういうことか、とひたすら納得。迫力のある映像でした。スペクタクルとして、十分にエンターテイメントになっていると思います。 が! 内容的には、まあ、褒められたもんじゃないですなあ。ストーリーにまったくリアリティがない。 そもそも、いくら人間が強欲とはいえ、他の星の平和的な住民を滅ぼすようなことをしてまで、その星の資源を奪おうなんてしないですよ。いくら何でも、このポリティカリー・コレクトな21世紀にそんな人が居るとは思えない。 で、逆にもし居たとしたらですね、もっと効率よく資源を奪うと思います。えらい苦労してアバターを使うくらいだったら、最初からさっさと皆殺しにすりゃいいだけの話なのであって。だから、どっちの方面から言っても、まるでリアリティがない。 その他、ストーリーの細かいところまで、まったく説得力のないことばかり。おまけに、考えてみればこの話、宮崎アニメの『もののけ姫』と『ナウシカ』と『天空の城ラピュタ』を全部足したようなところがあって、日本人には既視感ありあり。 というわけで、内容的には「笑止」のひと言で済ませられる映画ですな。ただ映像の迫力だけの映画。でも映像は面白いので、なーんも考えずに、それだけ楽しめばいいんではないかと思います。 え? 得点? うーん、変則的に「内容64点、映像90点」と言っておきましょうか。 それにしても、シガニー・ウィーバー。彼女は一体どうしたというのでしょうか? 最近、数多くの映画にちょこっとずつ、変なチョイ役で登場しますけど、彼女ほどの女優なんですから、主役で映画作ればいいのに。アメリカには、大物女優はメリル・ストリープしか居ない、ってわけじゃないんだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 22, 2010 01:52:14 AM
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