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テーマ:今日のこと★☆(104860)
カテゴリ:今日もいい日だ
ボストンに来てまだ海を見てないなあと思い、今日はアパートから15分ほど歩いてボストンのノースエンド地区へ散歩に行ってみました。で、このあたりで見るべきものと言いますと、「ポール・リビア」関連の史跡です。 ポール・リビアというのはですね、アメリカ独立革命前夜のヒーローでありまして。1775年4月18日、イギリス軍が攻めて来るという情報があり、それを知らせる秘密の暗号としてオールドノース教会の尖塔に二つのランプが吊り下げられたんですな。で、それを見たポール・リビア青年がですね、そのことを友軍(植民地軍)に伝えるため、深夜馬を飛ばしてコンコードまで走りに走った。これが歴史に名高い「Paul Revere's Ride」と言われるものでして、彼の深夜の疾走のおかげで植民地軍はイギリス軍を追い返すことに成功すると。で、これでテンション上がった植民地軍は、やがてアメリカの独立を勝ち取るわけでありまして、その意味でこの勝利はアメリカ独立へのマイルストーンとなった。 で、後の1860年、ポール・リビアの深夜の疾走のことを讃える詩をロングフェローという詩人が書きまして、ポール・リビアの名前はアメリカ人なら誰でも知っているというような感じになるわけですけど、今年はロングフェローの詩が書かれてからちょうど150年、というわけでございます。 というわけで、以下にポール・リビアの雄姿と、今もボストン港を見下ろす丘の上に立つオールドノース教会の写真を掲載しておきましょう。 ![]() ![]() ちなみにこの教会にはお土産コーナーがあったので、ついティーバッグ置きと名物「革命茶」を買ってしまいました。 ![]() 面白いのはですね、この教会で売っているこのお茶、消費税が掛からないの。アメリカ独立運動のきっかけともなった「ボストン茶会事件」は、イギリスが植民地アメリカに法外な茶税をかけたことから引き起こされたものですからね、お茶に税金かけるというのは、ここではタブーなわけですよ! なかなかウィットが効いているじゃないですか! さて、アメリカの歴史を勉強してお腹がすいたので、この後、近くにあるイタリア人街に行きました。イタリア人ってのは、やはり食事に重きを置きますから、このあたりだと安くて旨いイタリア料理が食えるんですね。 ![]() で、我らが行きましたのはプリンス・ストリートにある「Assaggio」というお店。ちょっと横町に入ったひっそりとした店でしたけど、味・サービス共に満足すべきものでありました。 それにしてもちょっと歩けばまったく趣の異なるストリートがあるボストンという町、なかなか面白いですなあ。 さてさて、明日からちょいとブログの更新が滞ります。というのも、明日からしばらくニューヨークへ小旅行を計画しているから。今回は4時間ほどの列車の旅。ロスではいつもドライブ旅行ばかりですから、アメリカでの列車の旅というのは私にしては「初めての経験」に当たるものでありまして、その意味でちょっと楽しみ。 それでは、また帰宅してから、ニューヨークでの冒険をお知らせしますので、お楽しみに~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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