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釈迦楽

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September 1, 2012
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カテゴリ:教授の旅日記

 はーい、当ブログご愛読者の皆様〜! お元気ですか〜!

 到着しましたよ、ロンドン。フィンランド航空を使ったのでヘルシンキ経由。

 着いたロンドンは・・・寒い! まあ、日本で言えば11月初旬くらいの感じですかね。私としては半袖なんて論外、薄手のセーターも論外、フリースのやや厚手のセーターか、ライナーなしのコートくらい欲しいかな、というところ。もっとも、現地の皆さん(あるいは外国からの観光客かも知れませんが)は、この寒さの中でノースリーブとか着て平気で居る人も居れば、既に分厚いダウンジャケットを着ている人も居るという具合で、人々の着ているものでは季節が全く分からないという・・・。彼等の皮膚感覚と言うか、体温調整の具合は一体全体どういう具合になっているのでしょうか。

 で、今回はホテルではなく「サービス・アパートメント」という施設に泊まっているのですが、これが80平米はあろうかという立派なアパートで、しかもどこかに出かけて部屋を開けている間、勝手に掃除までしてくれるという優れもの。なかなか豪勢であります。

 で、一晩明けた今日は、早速勉強に明け暮れました。と言っても、研究のための勉強ではなく、社会勉強ね。ま、人によっては「観光」という言い方をする場合もあるかと思いますが、要するに、とりあえずバッキンガム宮殿とか、ウェストミンスター寺院とか、ビッグベンとか、ナショナル・ギャラリーとか見ちゃった、っていうことですな。

 中でも印象的だったのは、ウェストミンスター寺院。ま、英国国王の戴冠式を執り行うことでも有名な大寺院ですが、なんと行ってもワタクシ、専門がアメリカ文学ということもあり、今まで外国と言えばアメリカばかり行っていたもので、千年以上の歴史を持つ大寺院なんて行ったことがなかったわけ。生まれて初めて実物を見る大建築なわけですな。つまり、歴史そのものを初めて見た。

 で、こういう西欧の大寺院って、寺院そのものが墓場じゃないですか。日本のように、寺の裏に墓場があるというのではなく、寺院そのものが墓場。で、ウェストミンスター寺院にしても、寺院の中にエリザベス一世の墓があったり、ニュートンの墓があったりする。寺院の中に埋めちゃうわけですな。だから、寺の中のあちこちに死体が埋めてある。死体じゃなくて、遺体か。

 そういうのがね、やはり日本人的な感性からすると、ふうむ、って言う感じがするわけよ。

 ま、そのこともさることながら、ミーハー的な興味からいうと、ウェストミンスター寺院って、文学者の墓だらけなんですよね。シェイクスピアから初めてドライデン、サミュエル・ジョンソン、キーツにシェリー、ディケンズ、ジョージ・エリオットにT・S・エリオット、オーデン、ディラン・トーマス等々、ほとんど英文学史に名を連ねる人々がことごとくここに眠っている。これはね、ちょっと興奮しますね。

 まあ、ワタクシが文学研究をする者だから、ということもあるかも知れませんが、王族の墓より、文学者の墓の方に余計感銘を受けるんですな。つまり、文学者は死後に王に勝つと。ペンは剣に勝つと。

 その感覚を得たということがですね、ワタクシにとっての今日の収穫ではないかと。こういう感覚は、現地に行かないと分からないことですからね。

 ほーら、遊んでいるようで、ちゃんと勉強しているのよ、ワタクシは。

 ということで、観光を勉強と無理無理に言い換えつつ、ロンドンの一日は暮れていったのでございます。





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Last updated  September 1, 2012 07:02:50 AM
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ケンケン@ Re:想像ふくらむ、理想のアメリカ短編小説集(06/26) 先生と同業の末席にいるものですが、 その…
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