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釈迦楽

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December 9, 2014
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カテゴリ:思わず納得!
 先月末、都内某所で「文庫本の愉しみ」的なテーマで鼎談を行ったのですが、今日、そのテープ起こし原稿(ゲラ)が上がってまいりまして。

 何しろ、鼎談なんてやるのは初めてですから、鼎談で話した内容が、どういう風にして原稿になって戻ってくるのか、楽しみにしていたのですが、今日、その現物を見て、なるほどなあと思いましたね。

 鼎談というのは、基本フリートークですから、最初のお題から端を発して三人で話をしている間に、話題は色々な方向に飛びます。で、話している時には、話題が飛んでも、その飛んだ話題が面白ければ、そこからまた話が弾んでゆくので、別に気にはならない。

 ですから、話している間はそれで通じてしまっているのですけれど、それを文章に起こすとなると、ちょっと勝手が違ってくる。文章というのは本質的に論理的なものですから、どこかに論理の飛躍があると、読んでいる方はそこでどうしてもつかえてしまうわけ。「え、どうしてこの話題から急に別な話題になったの?」というのが、読者にうまく伝わらない場合があるんですな。

 だから、鼎談を文章に起こす時には、そのあたりを編集の方で塩梅をしないとまずいわけですよ。

 で、今日はゲラをもらって、その塩梅の具合を見せてもらったわけですけれども、これがね、なかなか興味深いのよ。

 というのは、話の流れをうまくつなげるために、鼎談の場では一言も発していないのに、架空のつなぎの会話が書かれていたりするわけ。私も何カ所か、架空の発言をしていたりするんですな。

 でも、そこはそういう風に作らないと全体として話が流れないので、仕方がないというところがある。だから、「えー、私、こんなこと言ってないよーー」と言ったところで、あまり建設的なことにはならないので、そこはぐっと我慢して、「そういう風に言った、ことにしておく」という感じにしておくんです。

 ということで、「なるほど、鼎談というのは、こうやって文章化しているのかあ!」というのが、今回、良く分かりました。

 まあ、何事も経験、そして何事も勉強、ですね。





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Last updated  December 9, 2014 05:07:57 PM
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ケンケン@ Re:想像ふくらむ、理想のアメリカ短編小説集(06/26) 先生と同業の末席にいるものですが、 その…
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