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釈迦楽

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September 23, 2015
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カテゴリ:教授の映画談義
 昨夜、レイトショーで『キングスマン』を観てきました。ということで、心覚えを記しておきましょう。以下、ネタバレ注意です。


 ロンドンのセヴィルロウにある高級紳士服店「キングスマン」。しかし、実はこの店、どの政府にも所属しない国際スパイ団体の本部なんですな。第一次世界大戦でイギリスの上流階級の人々、つまり[キングスマン」の顧客たちもその子息が戦死し、莫大な遺産が相続されない状態になっていた。そこで、そうした行き場のないお金を結集させ、「キングスマン」を本部として上流階級の独立スパイ組織を作り、戦争防止のために暗躍していたというわけ。

 かくしてキングスマンのスパイたちは基本、上流階級出身なわけですが、主要メンバーたるハリー(コリン・ファース)の提案で、有能であれば下流階級からもスパイの卵をスカウトしようではないかということになり、その階級から何人かスパイが養成された。

 しかし、その一人が作戦執行中に殉死。ハリーは、この殉死がある程度自分のミスによるものと思っていたので、そういうこともあって、殉死した部下の家族をその後も見守っていたんですな。

 で、その部下の息子がエグジーだった。エグジーは、父親に似て有能な若者なのですが、父親の死後、母親が地元のヤクザと再婚したため家庭環境は最悪。エグジーもせっかくの才能を無駄にしながら、ワルとつるんでその日暮らしをしていた。そして、ある時、警察に捕まってしまう。

 で、それを知ったハリーは、エグジーを警察から貰い受け、彼に今の生活から足を洗ってキングスマンのメンバーとして働くチャンスを与えるべく、キングスマンの選抜訓練を受けさせることにするわけ。ここからエグジーは、スパイとしての訓練を受けながら、次々と与えられる試練を乗り越えることになります。

 一方、IT企業の社長であり億万長者のアーサー(サミュエル・L・ジャクソン)は、人間こそ地球に巣食ったウイルスであるという哲学にかぶれ、ウイルスたる人間を退治せんと、人間の攻撃性を高める特殊な周波数の電波か何かを発するチップをいれたSIMカードを無料配布する形で世界中の人々に与え、互いに殺し合いをさせる一方、自分の哲学に賛同する一部の人間だけを、ノアの方舟よろしく保護し、事実上、世界の支配者にならんとしていた。

 さて、ハリーをはじめとするキングスマンたちは、アーサーのこの悪魔の試みを阻止できるのか?! そしてエグジーは、ハリーの見込み通り、立派なキングスマンの一員になれるのか?!

 というようなお話。

 で、この映画に対する私の評価はと言いますと・・・


 「80点」でーす! 合格!


 何と言っても、この映画はコリン・ファースの魅力に尽きます。あのコリン・ファースが、まさかまさかのド派手アクションをクールに決め、5分近い殺戮シーンで殺して殺して殺しまくるという。といって、そこは映画の筋書きのおかげで陰惨なものではなく、むしろ爽快なもの。また、キングスマンになるための訓練シーンも結構見せます。また、マーリン役のマーク・ストロングもいい感じで映画全体を引き締めております。

 アーサーの陰謀部分は、若干作りモノっぽいのですが、それはもちろん意図したもので、明らかにふた昔前の007映画を彷彿とさせる感じに作られている。そこはパロディとして楽しむべきものでしょう。

 一歩間違えると、おふざけ映画になりそうなところを、微妙なラインで止まり、エグジーの成長譚にもなっているあたり、なかなかの手腕。手腕と言えば、映画の冒頭シーン、映画制作会社の紹介をするところも実に面白い作りになっていて、最初から「お、やるな!」と思わせてくれるところもいい。 

 というわけで、この映画、十分観るに値するものと思います。まだご覧になってない方は是非。教授のおすすめ!です。

 
 ところで、今年はスパイ映画の当たり年というか、『ミッション・インポッシブル:ローグ・ネイション』『キングスマン』に続き、秋にはガイ・リッチー監督の『コードネーム UNCLE』が来るし、冬には『007 スペクター』が来る。世界はどれだけスパイを必要としているんだ、って話ですけれども、映画ファンとしては楽しみが尽きませんな。





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Last updated  September 23, 2015 05:54:41 PM
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ケンケン@ Re:想像ふくらむ、理想のアメリカ短編小説集(06/26) 先生と同業の末席にいるものですが、 その…
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