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カテゴリ:思わず納得!
同僚の先生から面白い話を聞いちゃった。
その先生、最近、ご実家に置いてあった私物を処分されたそうなのですが、その中に大量の古いマンガ本があった。50年前のマガジン、サンデー、キング、そういったものですな。それ、取っておこうと思って取っておいたのではなく、ただ単に物置に放り込んでおいたのが積もり積もって相当な量になっていた、ということらしいのですが。 で、最近、その大量の古いマンガ本を処分しようと思って、そのうちの何分の一かを専門業者に、つまり「まんだらけ」に持って行ったと。 すると・・・ これがいい値段で引き取ってもらえたらしいんですな! もちろん、全部が全部、高額で引き取ってもらえたわけではなく、専門業者ならではの値付けというのがあって、高いものは高く、安いものは二束三文で引き取られたらしいのですけど、一番高かったのは、1冊3000円だったと。 当時1冊60円のマンガ本ですよ。それが50年経ったら3000円になっていた・・・つまり、元値に年数を掛けたような値段になっていたと。 ひゃーー。すごいね。 だって、前にこのブログでも書きましたけど、私の研究室に置いてあった蔵書、つまり、ちゃんとした本を段ボール数箱分売ったって、1500円ほどにしかならなかったよ。それがマンガだと1冊で3000円なんだ。 ちなみに、どういう号が高く売れるかというと、今から50年前、『ウルトラQ』的なものが流行っていた時代だけに、マンガでも「怪獣大特集」的な企画がしばしばあって、そういうのが高く売れるんですって。それから、雑誌別で見ると「キング」の値段がダントツ、マガジンやサンデーはそこそこなんですと。ふーん、そうなんだ。ま、私はその種のマンガ本をほとんど読んだことがないので、どの雑誌がどうなのか、なんて全然分かりませんが。 ま、ともかくですよ。ともかく、その先生は古いマンガを売ってひと財産儲けたと。しかも、まだ全部売ってないので、この先、さらにひと財産もふた財産も儲けられる予定であると。 「まんだらけの人が『この号が一番高くて、3万円で買い取りますよ」と言って見せてくれた号、確か、僕、持っているんだよね~」とほくそ笑む同僚をうらやましく眺めつつ、日本のマンガ文化の底力を見せつけられたような気がしたのでありましたとさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 19, 2017 04:52:11 PM
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