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釈迦楽

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August 8, 2017
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カテゴリ:思わず納得!
先日、四十九日法要で親戚が集まる中、義兄からちょっと面白い話を聞きました。

 法要後の会食の際、私が大学のキャンパス内に勝手にパイナップルを植えた話をし、さらにグレープフルーツの種も播いて、今から二十年後くらいに突如、たわわに実るグレープフルーツの樹を学内に出現させてやろうという無謀な計画を明らかにしつつ、グレープフルーツの種をなんとか発芽させようとするのだけど、一度も成功したことがないという話をしたわけ。

 そしたら生物学の研究者たる義兄曰く、植物の種というのは、一般に、そのままでは発芽しにくいものなのであって、人工的に傷をつけてやるといいというのですな。

 で、義兄の同僚の研究室では、種を高濃度の硫酸か何かに浸して種の表面を溶かし、それを洗ってから植えるのだとか。(その際、使い終わった濃硫酸を中和するのが大変なのだそうで。)

 ひょえ~、そうなの?

 たしかに、グレープフルーツにしたって一つの実の中に沢山の種がある。あれが全部発芽したら、とんでもないことになるわけですよね。だからこそ、動物や鳥がこれを餌として食べて、その胃酸でも消化しきれなかった種が糞に交じって地面に落ち、そういう、表面が溶かされた種だけが発芽する、という風になっていると。 

 なるほど、うまい具合にできているもんですなあ。

 だから、もしグレープフルーツの種を発芽させたかったら、たとえば爪切りなんかで端っこをパチンとやって、ちょっと穴をあけた状態で水に漬けておけばいい。すると、うまい具合に割れたところから発芽するんですと。

 よーし、いいこと聞いた。私の大学キャンパス・グレープフルーツ林化計画のめどが立った。

 やっぱり、雑談ってのは大事ですな。なんか話をしている間に、思わぬヒントが飛び出すものでありまして。





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Last updated  August 8, 2017 04:14:11 PM
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