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カテゴリ:今日もいい日だ
名古屋市美術館で現在開催中の「モネ それからの100年」という展覧会を見てきました~。
ちなみにこの展覧会、会期は7月1日までなの。もう、ほとんどおしまい。それを駆け込みで見てきたわけ。 で、今回の展覧会では、モネの作品は30点くらいしかなく、後は「モネにインスピレーションを得た様々な画家による作品」なわけ。 ま、モネ30点じゃ、展覧会としてはちょっとモノ足りないので、他の作品をバーターで加え、いっしょくたにして展示しちゃった、って感じかな。 でも、それって、展覧会の企画としてどうなんだろう? だってさ、本物のモネと比べて展示されるんだから、当然、他の画家の作品群がダメダメに見えちゃうわけよ。そりゃそーでしょうよ。で、そのことはそれらの作品群にとって幸福なことなのかどうなのか、と。そこを考えてもらいたかった、というところはあるよね。 ま、そこは百歩譲りまして。 モネはいいよね、もちろん。 ただ、私の個人的な好みとしては、モネの晩年の作品群、つまり睡蓮シリーズとか、積み藁シリーズとか、ロンドンシリーズとか、その辺のモネのかかったような・・・じゃなくて、モヤのかかったような画風の作品よりも、若い時の色鮮やかな、いかにも明るい印象派っぽい時代の作品の方が好きかな。モネには、睡蓮の浮かぶ池を描くより、海の見える崖を描き続けてもらいたかったぜ。 あと、モネにインスピレーションを受けた画家たちの作品の中では、リキテンシュタインの「積み藁インスパイア」シリーズが、「こいつ、分かっているな」という感じがしましたね。さすが、さすが。 逆に、アンディ・ウォーホルの有名な「花」のシルクスクリーンを展示して、これはモネにインスピレーションを受けた作品です、って言われても、「本当かよ」って感じ。ウォーホルは、たとえモネのモの字も知らなくたってあの作品を作ったでしょうよ。 その他、児玉麻緒という若い画家の諸作品は、ちょっとインパクトがあって良かった。 児玉麻緒って、こんな画風 でも、ま、やっぱり展覧会は面白いですよ。 で、すっかり満足した我らが次に向かったのは、星ヶ丘というところにある「キュイソン」というフレンチのお店。薪で焼く各種お肉が売り。このお店、初めて入りましたけど、料理も美味しく、洒落ているし、コスパもすごくいい。人気があるわけだ。気に入りました。 ということで、展覧会とフレンチと、両方楽しんで、いい休日となったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 30, 2018 09:00:12 PM
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