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テーマ:今日の出来事(291763)
カテゴリ:F1レース
いやあ、素晴らしい! 佐藤琢磨選手、インディ500マイルレース2勝目! 後ろから追い上げてくるライバルのスコット・ディクソン選手の調子が良くて、最終盤、並びかけられましたが、きわどいところでトップを守り切った佐藤選手がその順位を保ったままゴール!
日本ではF1人気がまだ高いので、それ以外のレースは「それ以外」って感じですけど、インディ500マイルレースは、F1モナコ・グランプリ、ル・マン24時間レースと並ぶ世界3大レースの一つですからね。F1で2度の総合優勝を達成し、ル・マンでの優勝経験もあるフェルナンド・アロンソですら、インディ500では勝てなかった。オーバル・コースをF1以上の平均速度で走るインディ・カー・レースには、独自の難しさがあって、F1の覇者と言えども、そう簡単には攻略できない。それを佐藤琢磨選手は2度、優勝したのですからね、とんでもない偉業です。 インディ500マイルの優勝者は「勝利のミルク」を飲み干すことになっているのですが、昨晩、佐藤選手がこのミルクを飲み、浴びるシーンを見て、一レース・ファンとして快哉を叫んだのでした。 それにしても、佐藤選手のレーサーとしての経歴を見ると、色々考えさせられます。 レーサーとしてはかなり遅くキャリアをスタートさせながら、驚異的なスピードで腕を上げ、わずか5年ほどでF1の大舞台へ。一度は3位表彰台を得るなど才能を見せましたが、クルマに恵まれずにキャリア終了。 しかし、ここで腐ることなく、アメリカのインディカー・レースに新天地を求め、少しずつ実績を積んでいって2012年にはもう少しでインディ500優勝の栄冠を手に入れそうになったものの、最終周でリタイア。F1時代と同じ積極果敢な走りが裏目に出る結果に。 でも、ここからまた佐藤選手はキャリアを積み、無理に追い越しをかけるような荒っぽさを修正。2017年に日本人初、アジア人初のインディ500優勝を決め、今回、2度目の優勝となった次第。 つまり、佐藤選手ってのは、挫折を繰り返しながらも、絶対にあきらめないで、最終的に栄冠をつかむ人なんですよね。その芯の強さ。そこが佐藤琢磨の素晴らしいところで。 ワタクシ自身もそうだけど、色々思うようにならないことって、誰にもあるじゃん? そこで腐る人、腐らない人っているけれど、やっぱり腐らないでなお頑張る人に、チャンスが巡ってくるんだなと。佐藤選手のキャリアは、そのことを教えてくれます。 だから、応援したくなるのよ! というわけで、自動車レース嫌いのNHKとか、全然報道しないけれど、佐藤琢磨選手のインディ500マイルレース優勝を、声を大にして寿ぎたいワタクシなのであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 25, 2020 12:49:05 PM
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