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カテゴリ:思わず納得!
このところ毎日何時間も、卒論の添削に明け暮れております。
で、今日はアメリカにおけるろう教育の変遷を主題とした卒論の添削をしていたのですけれども、その中で、アレクサンダー・グラハム・ベルの名前が出てくる。 ベルといえば、電話の実用化を成し遂げた発明家として有名ですけど、この人、ろう教育にかなり深くかかわっていたんですな。 なにせベル一族というのは祖父の時代から「雄弁術」を専門にした一族なのよ。雄弁術というのは、要するに音声を使った発話で人々に考えを伝える技術でしょ。この技術を使って、ろう者でも健聴者と同じような発話ができるのではないかと考えたんでしょうな。 ちなみに、かのヘレン・ケラーに家庭教師としてサリヴァン先生を紹介したのは、誰あろうアレクサンダー・グラハム・ベルだからね。すごくない? で、まあ、そういう面白い事実があれこれ書いてあって、添削しながらこちらとしても耳学問をさせてもらっているのですが、もう一つ面白かったのは、ろう教育に携わった人たちの結婚問題。 例えば先のベルもそうだし、アメリカに初めて公立のろう学校を作ったトーマス・ギャローデットもそうなんだけど、結局、ろう者の教育に深く携わった人たちってのは、大概、ろう者の女性と結婚するのよ。 つまり、魅力があると。そこに音声を超えた深いコミュニケーションがあると。 なんかそれ、分かるんだよなー。『愛していると言ってくれ』は、男女逆パターンだけど、やっぱり、そういうのがあるもんね。 とまあ、そんなことにも感心しながら、添削しまくっているワタクシなのであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 5, 2020 01:46:41 AM
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