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カテゴリ:教授はつらいよ
来年2月下旬に出る拙著の校正作業が今日から始まりました。
で、ゲラには出版社の校正さんの目が既に入っていて、「ここは直した方がいいのではないか」というアドバイスが記入してあるのですが、これを見ると、まあ、いい仕事をしてはりますわ。 事実関係のチェックはもとより、表記ゆれの指摘も完璧。漢字の間違いの指摘など、こちらの顔が赤くなります。「衷心から」と書くべきところを「忠心から」、「萎縮」と書くべきところを「委縮」なんて書いて平気な顔をしていたんだから、まあ恥ずかしいったらありゃしない。 ところで、今日、校正をしていたところで一つ、悩むところがありまして。 それは「スゴイ」と書くか、「スゴい」と書くか、という問題なんです。 皆さんは、「スゴイ」と「スゴい」、どちらの表記を使います? 私はね、「スゴイ」派なの。「スゴイなぁ!」とかね。 ところが、出版社の校正さんから「スゴい」と書くべきではないかというコメントがついてきた。なぜなら、他の場所で私が「ウザい」と書いているから。「ウザい」と書くなら、「スゴい」だろうと。 うーむ、なるほど。 でもね、「ウザい」に関しては、私は「ウザい」派で、「ウザイ」派ではないのね。理屈には合わないけど、そうなのよ。 散々迷って、面倒臭いから、いっそ「凄い」と直しちゃおうかな、とも思ったけれど、その文脈の中では漢字の「凄い」ではなく、是非とも「スゴイ」と書きたいんだよなあ・・・。 どうなんだろ。「スゴイ」と「ウザい」が混ざったら、読者はおかしいと思うのかなあ? まあ、まだ時間はあるので、もうちょい悩もうかと思いますが、それにしても日本語って、表記が色々あるから、難しいもんですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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