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テーマ:今日の出来事(287608)
カテゴリ:教授はつらいよ
昨日のブログで、昨日、まず雑誌の取材を受け、その後、元同僚と現在の同僚と三人で飲んだ、という話を書きましたが、この二つのイベントの間に挟まった三時間ほどの空き時間のことを書いておりませんでした。しかし、そこには私にとって大冒険と言いましょうか、それなりに大変な出来事があったのでした。
それはなぜか? 名古屋駅周辺で用もなく放り出された三時間をどう過ごすか問題。これが私に襲い掛かって来たからであります。 普通の人であれば、それこそ喫茶店に入って時間を潰すなりすればいいのでしょうけれども、私にはそういう手段がない。というのも、私は一人で喫茶店とかレストランに入れないから。 私は人生の中で一人で喫茶店とかレストランに入ったことが数回しかなく、それも針の筵的経験に数えられる。だから、一人で町中で三時間を潰すという課題を与えられた場合、すごく困るのよ~。 というわけで、昨日もインタビューを終え、記者さんと意気揚々と別れたはいいものの、さて、これから三時間どうするか、途方に暮れたのでした。 で、まず行ったのは「バナナレコード」という中古CD・レコードのお店。ここは前にも来たことがあるし、私にとっては大好きな場所。で、ここでブライアン・ウィルソンのソロ・アルバムなどを数枚買って楽しかったのですが、まあ、30分潰せたかどうか・・・。 さあ、あと2時間半、どうするか・・・。 私は意を決して名古屋駅の北の方を目指して歩き始めました。というのも、そちらの方向に「ノリタケの森」という施設があるらしいと知っていたから。陶器で有名なノリタケ関連の施設で、無料で見られるギャラリーなどもあるらしい。ならばそこへ行ってみようと。 かくしてずんずん歩くこと20分。到着したノリタケの森は、広い敷地に赤レンガの建物などが配された、なかなか瀟洒なところでした。で、ここで無料のギャラリーや、ノリタケ製品を売っているお店などを冷やかしたのですが、30分ほどで終了。さて、この後どうするか・・。 すると、すぐ隣にイオンが見える。どうやら蔦屋書店も入っているらしい。ならばあそこへ行ってみよう。 で、2フロアを占める蔦屋書店を徘徊し、穂村弘の『短歌の友人』というエッセイ集をゲットしたりして。 これこれ! ↓ 短歌の友人 (河出文庫) [ 穂村弘 ] で、蔦屋内にあるスタバでコーヒーを飲みながら、この本を読んで時間を潰そうかと思ったのですが・・・ やっぱり勇気が出ない! だって、席が結構埋まっていて、その狭間に座るのが嫌なんだもの・・・。 いや、しかし待てよ。ここはイオンだ。イオンなら、フードコートがあるはずだ。平日の変な時間のフードコートなら、空いているのではないか? で、フードコートに行ってみたところ、思った通り、結構がら空き。よし、ここで時間を潰そう! そこで、マックのカフェラテを買おうとしたのだけれども、そこでちょっと考えを変えて、生ジュースを売る店に行き、バナナミルクを330円でゲット。そしてこれを手に、周囲に誰もいない座席に座り、先程買ったばかりの『短歌の友人』を読み始めたのですが・・・ これが面白かった! 穂村弘の本って初めて読んだけれども、すごく面白い。短歌の世界って、こういう感じなんだ、というのがよく分かる。穂村さんが紹介する短歌も面白いし、また穂村さんが他の歌人から批判されたことを書いたエッセイなどを読むと、短歌の世界ってこんなにキビシイのか・・・ということに慄かされたりして。 で、思いの他熱中して読んでしまったので、1時間があっという間に過ぎ去った。 で、そろそろ時間が来たということで、この救いの神となったイオン@ノリタケの森を離れ、名古屋駅に向かって歩き出した次第。 ということで、取材と飲み会の間に大冒険をしていたおかげで、結局、昨日は期せずして1万2千歩も歩いていたのでした。どうりで、ベッドに入った途端、爆睡してしまったわけだ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 13, 2024 12:02:17 PM
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