依田健吾のセックス、いいちこ、ロックンロール

書くことがない。
書いたところで大して得にもならないのに、一生懸命ネタをひねり出している
自分がバカバカしくもあり、また同時にかわいくもあるのだが、
とにかく今日は書くことがないのである。
いや、正確に言うと全く書くべきことがないわけではない。
単に、長々と批評を繰り広げるだけの根性がないのだ。
モードのこと、音楽のこと、その他いろいろ。
語るべきことは山ほどある。
だがそれを一生懸命文字にする気力に欠けるのが今日の気分である。
「表現者/批評家」の間で揺れているかと言えばそうでもなく
（個人的にはどちらかといえば表現の方にいたいと思っているのだが）、
とにかくめんどくさいのである。
こうして内容のないことをずらずらと書いてお茶を濁し、
わざわざページを見に来てくれた方に読ませるというのも
どうかと思うのだが、仕方がない。
こうして書いているうち、いい言葉が浮かんでくるかと思ったが
そうでもないようだ。
ビール片手に、あるいは恋人の手を手に週末を満喫する
無数の他人と違い、私はこうして自室のパソコンに向かっている。
それは現実だし、私はそれでいいと思っている。
そんな週末の記録。



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