りんご
「世界はSONYが動かしている」と、10年ほど前にOasisのノエル・ギャラガーが発言していたように思う。記憶が定かではないが、10年前にはそんな空気が漂っていたのは確かだ。そのころに書かれた社会科学の隠れた名著「意味に餓える社会」(ノルベルト・ボルツ、東京大学・東京大学出版会)には(要約すれば)以下のような記述がある。「マッキントッシュを使うということは、『マックユーザーである』という優越感を得ることである」多くの人がWindowsを使用する現状において、マックユーザーであることはその機能云々でなくステータス性にしか目を向けていないのだ、という現代社会に対する辛辣な意見だ。だが、問題はそこではない。マックユーザーでなくても、極めて大衆的な差異化のアイテムとして、あるいは「ごく普通の」日常的コンテンツの一つとしてiPodをはじめとするアップル製品が存在している点である。そう、今や世界はアップルが動かしているのだ。「コピー」も「ペース」も「右クリック」でしか出来ない人によって最先端のコンテンツメディアが支持されていると言う現実、私は長い間、そうした状況に疑問を抱いていた。だが、そんな私もついにアップルの奴隷となたのである。職場近くのヤ○ダ電気のタイムセールで、半額以下で売られていたiPod。ダウンロードしたNokiaのメディアプレイヤーに満足できなかった私は、ついついその安さに購入してしまったのである。購入したのは2008年モデルのiPod classic120GB。動画もたっぷり入るものだ。正直に言えば、通勤電車では専ら本を読むライフスタイルを送っており、ゲームや携帯コンテンツにかまけている人を軽蔑する傾向があったのは事実だ。だが、アップルの「iTunes」はそうした私のような人さえもとりこにしてしまう魅力があるのもまた事実、なのである。とにかく驚いたのは、通常私が使用しているウィンドウズの{Media Player」では絶対に検索されないアーティストの情報が取得出来ることだ。さすが世界のアップル。仕事帰りに一杯やってよっぱらている私はその位しかいえないが、とにかくすごいのである。売り尽しSALE特価!\29,800→\22,500(送料&税込)【SALE!送料無料】iPod Classic 120GB( silver シルバー ) imported