2002.8.1 川崎2-1福岡@等々力競技場
長年川崎フロンターレを応援していて、一番印象に残っている勝利試合は何ですか?と尋ねられたら、考えた挙句この試合って答えるんじゃないかなと思います。ちょうど4年前、しかもこの試合は平日木曜日に行われた試合でした。実はアビスパ福岡は川崎にとっては鬼門のチームでした。かの有名な参入決定戦でのロスタイムでの山下(現柏)の同点ゴール、そして延長でのVゴール負け以降、J1昇格後の試合は福岡2-1川崎、川崎0-1福岡、そしてこの年最初のJ2での試合でも福岡4-0川崎と福岡に対しては中々勝つことが出来ませんでした。この試合は前半が0-0で終わり、試合は後半に動きました。後半から入った塩川(現横浜FM)がまず先制弾。苦しい展開でこのときの塩川はまさにスーパーサブの働きをする、当時の川崎では貴重な戦力でした。しかし、やはり福岡。当時いたヘジスがゴールを決めて1-1の同点になりました。でも、この試合はこのあと観た光景が忘れられません。キックオフ後に長橋が右サイドから切り込んでベンチーニョがゴールを叩き込んだのですけど、このキックオフ後から福岡の選手は全くボールに触れることなく再び勝ち越すことになりました。あとは福岡の猛攻を凌いで、やっと福岡に勝つことが出来たのですけど、本当に苦労しただけあってうれしい気持ちで一杯でした。あれから4年。でも福岡相手の試合は勝っても苦労した試合の印象は大きいものです。