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2014.04.17
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カテゴリ:映画を観たよ
主演・小栗旬,脚本・金城一紀の新ドラマを観た

○ストーリー
警視庁の若い刑事・石川は,捜査中に頭部に銃弾を受け,昏睡状態になる。なんとか蘇生するものの,銃弾は脳内に残ったままとなった。職場に復帰した石川だったが,殺人事件の現場に行ってみると,なんと死んだ被害者が生前の姿で彼の前に現れ,話し掛けてくるのだった。石川は少ない手掛かりと,死者との対話で,事件の真相に迫っていく。

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夢中となった警察ドラマ『SP』の金城一紀の新作と言うことで,期待しながら観始めた。

主人公が働く警視庁捜査一課のチームは,班長の市倉と同僚の立花の小さな班だ。市倉班長は最近人気の遠藤憲一が演じている。腰をくるくる回すのが妙にリアル。同僚の嫌なヤツ立花は青木崇高が演じている。やたらと主人公・石川のアラを探す,嫌味な人物だ。

金城一紀らしい魅力的な人物は,女性検視官の比嘉ミカだ。ケンカ腰だがひじょうに有能。このまま主人公と恋人ではなく,同僚として信頼しあう関係になるんだろうなあ,金城一紀作品だから。

さらに謎の情報屋・赤井を古田新太,その配下のハッカーを野間口徹が演じている。なかなか面白い配役だ。

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主人公・石川は,傷害の影響で,死者と会話を出来る特殊能力を得る。だが,それと並行して激しい頭痛に襲われる。特殊な能力を使うことで,命を削っている,という設定は『SP』と全く同じだ。

事前に情報を調べずに第1回を観たので,事件現場で被害者が蘇って,「犯人は○○です」と話し出した時にはぶっ飛んだ。そんなチート設定だったら,刑事ミステリーとして成り立たないでしょ?第1回はだいぶモヤモヤしながら観終えた。

けれども第2回を観て,だいぶ印象が変わった。第2回で,石川に話し掛けてくるのは,証拠隠滅をして自殺をした犯人だ。犯人は蘇った姿となっても,自分の犯行を隠そうとしてジョーカー的に石川を翻弄する。これならば特殊能力はチートではなく,謎解きを深める要素として働く。

ここに来てようやくこのドラマの魅力が分かったような気がした。特殊能力を利用することで,ミステリードラマの新しいスタイルを見せてくれるような期待感が生まれてきた。

さすがは金城一紀,米国ドラマで流行っている超自然的なテイストを取り込んで,これまでになドラマを造ろうとチャレンジしているようだ。期待大!!











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Last updated  2014.04.19 21:12:02
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