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2014.10.18
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カテゴリ:映画を観たよ
1970年代のF1に実在した2人のライバルレーサーの映画を観た。

○ストーリー
スポーツレースの世界で,2人の対照的なレーサーが実力を発揮し始める。1人は長身金髪でプレイボーイのイギリス人・ジェームズ・ハント,そしてもう1人は小動物のようなルックスの真面目なオーストリア人・ニキ・ラウダ。F3で出会った2人は,やがて最高峰のレース・F1へと進み,勝利を争うようになる。1975年にシーズン優勝を果たしたラウダは,76年にも着実に勝利を重ねる。だがその年のドイツ戦で,ラウダのマシンは事故を起し,ラウダ自身も命の危険となる大やけどを負ってしまう。彼が不在の間,ハントは上位入賞を続け,シーズン優勝へ王手をかける。すると事故から42日後,顔と肺にやけどがまだ残るはずのラウダがレースに復帰する。

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〈シーズンごとに5人に1人のレーサーが死亡するスポーツ〉・・・それがどれだけ狂気に満ちているかが,よく伝わってくる映画だ。レースの規定に収めるために,ギリギリまで減量や改良を重ねたマシン,スケジュールが定められているので悪天候でも実施されるレース,ポジション争いで激しくぶつかり合うマシン。この環境で出場を続けるレーサーの神経は確かに普通ではない。

けれども学歴,家,そして恋人を捨ててまでも,のめり込んで行くのがハントとラウダの2人だ。全く異なる2人を並行して描くことで,レースには,危険を越えた魅力があることが,観る側に伝わってくる。レースの魅力を描くことが,この映画の最初のテーマだと思う。

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映画は2人の視点で描かれるが,前半はむしろハントの視点,そして大事故が起きた後はラウダの視点の比重が高い。先行するラウダを猛追するハント。そこにいてもいなくても,互いが常に意識するのは相手のことのようだ。

1976年のシーズンにおいては,ハントとラウダは,兄弟や夫婦以上に親密な関係にあったと言えるだろう。その後,ラウダは自分の安全をより意識するようになり,一方でハントはレースへの情熱を失ってしまう。

どうしても意識してしまい,反発し合うものの,相手がいなくては自分が成立しない。その一風変わった友情が,この映画の2つ目のテーマだろう。

ハントを演じるのは,『マイティ・ソー』を主演したクリス・ヘムズワース,ラウダを演じるのは,ドイツの俳優ダニエル・ブリュールだ。このキャスティングも対照的で見事だ。

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少し人気が下火となっているF1レースの世界を,伝説へと押し上げるチカラのある叙事詩的な映画だった。F1については,ほとんど知識が無いけれども楽しめた。オススメだ。









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Last updated  2014.10.19 09:47:40
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