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テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:映画を観たよ
〈トランスフォーマー〉シリーズのリブート第4作を観た。
○ストーリー 〈デセプティコン〉の地球征服を阻止した〈オートボット〉だが,その際に甚大な被害が起きたために,迷惑な異星人として人類から迫害を受けるようになってしまった。大災害から4年,〈オートボット〉たちは狩られる立場となり姿を隠してしまった。そんな中,テキサスの田舎で娘と暮らしているケイドは,ホコリだらけでボロボロのトラックを手に入れて修理を始める。一方で実業家・ジョシュアは人工〈トランスフォーマー〉を量産し,人類に役立てる計画を実行するのだが,その工場は〈デセプティコン〉に乗っ取られてしまう。人類の危機に立ち上がるのは? ------------ 変形ロボ〈トランスフォーマー〉の映画第4作だ。3作目まではシャイア・ラブーフが演じるサムが主人公で,偶然手に入れた車型ロボ〈バンブルビー〉と一緒に人類の危機を救うという物語だった。作品を通じてサムは高校生から大学生へと成長し,一方で事件も地球規模となってしまった。 この作品は,新しい主人公で始まる新しいシリーズになる。新主人公ケイドは,田舎の発明家のオッサンで,娘と2人暮らしで貧乏,という設定なのだが,やたらと行動力があり,なぜかCIAの殺し屋やロボットに勝てるほど戦闘能力も高い。 行動を共にする娘のボーイフレンドはラリーレースドライバー,という設定も便利で〈オートボット〉に乗り込んで,びゅんびゅんと走り抜ける。 これで娘が可愛いだけじゃなくて,天才ハッカーとかだったら無敵のトリオなのにね。 ------------ この映画は2時間45分と長いので,観るタイミングも選んでしまう。けれどもその長さにたっぷりと予算がかけられていて,〈トランスフォーマー〉たちがグネグネと変形するし,バンバンと爆発するし,映画として飽きさせることがない。 とは言え,ロボ,とくに敵側が細かい金属キューブにバラけて,竜巻状になってから変形する,というパターンは,あまり好きになれない。「あそこが腕になってるんだ」「タイヤはここにしまわれている」というのが見えてこないと〈トランスフォーマー〉の変形じゃないだろう。 シリーズを通じてCGの技術はどんどん進歩しているようだが,原点から離れていくのでは意味が無いと思う。 ------------ 新勢力として登場する恐竜型ロボ〈ダイノボット〉は,通常のロボを乗せることが出来るほど大きいし,恐竜にも変形するし,大迫力だ。ちょっとドツキ合いをしたけれども,なぜか〈オートボット〉の味方になる。あまり知能は高くないみたい。 正義の味方〈オートボット〉と悪の〈デセプティコン〉以外にも,宇宙から飛来している勢力もあるので,なんだかどんなグループがあるのかよく分からない。〈ダイノボット〉が第3勢力と言われても,ちょっと違うような気がするし,正直見た目ほどの存在感はない。 ------------ テキサスの田舎町で始まった物語は,中盤以降は中国を舞台にして進む。万里の長城,山奥の寺,香港の大都会が,すぐそばにあったり,と相変わらずの映画的ご都合主義だが,いずれにせよ中国テイストたっぷりの映像となっている。 これだけローカル色が強いのだから,ちゃんと脚本も許可を得ているのだろうけれど,海沿いのコンベンションセンター,特徴的な中国銀行タワーと有名な建築がバラバラに破壊されてしまう。 そうした香港の危機に,中国本土の防衛局から支援戦闘機が飛んでくる,という大中国様万歳展開も用意されていて笑ってしまった。 ------------ いろいろと考えてしまうけれども,映画は派手で楽しかったからいいか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.31 08:29:24
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