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カテゴリ:映画を観たよ
フランス製の3DCG映画を観た。
○ストーリー お調子者の宅配ドライバーのラウルは,得意先の科学者の研究所で勝手に薬を調合し,怪物を産み出してしまう。パリの街でパニックを起こした怪物は,ラウルの幼馴染の歌手・ルシールにかくまわれ,ギタリスト・フランクールとして人気者になっていた。モンスターを退治することで,市長になろうとしている警察長官がフランクールに迫る。ラウルと親友で奥手の映写技師エミールは,フランクールを助けるためにパリの街を走り回る。そして決着は??? ------------ リュック・ベッソン製作,ヴァネッサ・パラディとショーン・レノンが声優と,ビッグネームが連なる作品だ。実は,全く知らなかったのだが,先日テレビ放映があったので観てみた。 キャラクターや動きはピクサー風の3DCGアニメだ。ラウルたちと長官の追いかけっこは,列車,車,飛行船,船と陸海空をめぐり,宮崎駿風でもある。とは言え,パリを舞台にしたフランス映画なので,ややレトロでアクションに刺激は少ない。 そして主人公の1人・セシールが歌手という設定を活かして,いくつもの歌が演奏される。これが最初はシャンソン風なのだが,モンスター・フランクールがアレンジをすることで,どんどんと現代的になってくるというのも面白い。 ------------ 最初に登場するのは映写技師のエミールの方なので,こちらが主人公で,お調子者のラウルは状況を引っ掻き回すだけのキャラだと思っていた。が,早々に主人公の役柄はラウルへ受け継がれ,ほとんど全てのアクションはラウルが担当する。終わってみると,エミール必要だったの?と思ってしまう。 ラウルは身勝手でダメ男として登場するが,幼馴染セシールに認めてもらうために,モンスター退治に立候補し,そしてすぐにモンスター救出のために大活躍をする。最初は上手く動かなかった愛車のトラック〈キャサリン〉も,途中から様々なギミックを利用して主人公たちをサポートする。 一番変わったのが歌手のセシールだ。ロングドレスで物憂い姿だったのだが,中盤から明るくなりキュロット姿で大活躍をする。 モード?誰それ? ------------ 最初に述べたように作品の存在を知らなかったのだけれど,観てからその魅力に大いに驚いた。けれど,他人に説明をするにあたり,その魅力は説明しづらい。ピクサーほどCGが優れているわけでも,宮崎駿ほどアクションが素晴らしいわけでも,ディズニーほど歌が魅力的なわけでもない。ちょっともっさりしているのに,きっちりと作っているヨーロッパらしい絶妙なバランスが心地よかった。 観る機会は少ないだろうが,僕としてはオススメだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.21 14:41:09
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