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テーマ:最近観た映画。(40090)
カテゴリ:映画を観たよ
世界的ヒットとなった〈マッドマックス・シリーズ〉の30年ぶりの新作となる4作目映画を観た。
○ストーリー 世界文明が崩壊し,暴力が支配する世界で,マックスは独裁者〈イモータン・ジョー〉の手下に捕らえられ,輸血用人間として拘束して生かされ続ける。やがてマックスはフュリオサたち女性たちの逃走事件に巻き込まれ,彼女たちを助けることにする。だが砂漠と沼地を越えた先で見たものは?そこでマックスとフュリオサは再び荒野を目指す!! ------------ 「ヒャッハー!!」の世界だった。 〈マッドマックス〉,とくに『マッドマックス2』は世界的な大ヒットとなった。アメフトのプロテクターと革ジャンを着た登場人物たち,彼らに襲い掛かってくるモヒカン頭と身体にチェーンを巻いている暴走族。その世界観は他の映画,マンガ,アニメなどに幅広く影響を与えた。 その中で最も有名なのが『北斗の拳』だろう。始まった頃の主役・ケンシロウは,服装だけでなく顔までマックスにそっくりだ。 この映画が始まって,マックスが〈イモータン・ジョー〉の手下に追われて捕まるまでの展開は,実際に「ヒャッハー!」という声が上がっていて,まさにリアル版『北斗の拳』という印象だった。無条件にバカで暴力的な悪役たち,久しぶりに観た気がした。懐かしい。 ------------ ほどなく女戦士フュリオサの裏切りが発覚し,砂漠と荒野のカーチェイスが始まる。 本当の砂漠で撮影しているので日差しが強い。CGをほとんど使わずに実際にアクションを演じているのでピリピリする緊張感がある。狂ったアートのような改造車両が現れ,車の上でドラムを叩き,ギターを演奏する者も現れ,その無駄なエネルギーに圧倒される。 始まってみれば,間違いなく〈マッドマックス〉だった。逃げる,追われる,戦う。30年ぶりのこの感覚!実に良い。 ------------ 30年間で映画の映像と音響の技術は大きく進歩をしたけれど,圧倒的なドライブ感で主人公たちと一緒に行動しているような体験が出来るというのは久しぶりの経験だった。これは技術よりも映像手法や物語のチカラによるものだ。 舞台は文明崩壊後の未来だし,移動に使われているのはガソリンで動く車だけれど,もっと根源的な物語の強さを感じさせる作品だった。 唯一の欠点はなんだか古臭いB級のような邦題かな? 〈マッドマックス〉は神話の領域に達した。オススメだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.12 14:59:17
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