|
テーマ:最近観た映画。(40090)
カテゴリ:映画を観たよ
ニコール・キッドマン主演のサスペンス映画を観た。
○ストーリー クリスティーンが目覚めると,彼女は知らない男といた。おびえる彼女を男はゆっくりと諭す,クリスティーンは事故で頭部を負傷した後遺症で,眠ると記憶がリセットされてしまう。そして自分は夫のベンである。壁に貼られた2人の写真や,写真アルバムでクリスティーンは徐々に落ち着きを取り戻す。ベンが会社に出たのちに,電話がかかる。その電話の主は,自分はクリスティーンの記憶障害の治療にあたっているナッシュ医師だった。クリスティーンは彼の指示に従い,戸棚の奥からデジカメを発見する。そこには彼女がこっそりと記した自分へのメッセージが隠れていた。それによりクリスティーンはかすかに記憶がよみがえるようになる。彼女を事故に逢わせ,彼女の過去を奪ったのはいったい? --------------- 寝てしまって翌朝目覚めると記憶が消えている,という設定の主人公は,ちょうどいまドラマ化されている西尾維新の「掟上今日子の備忘録」と同じだ。けれども「掟上」では,普通の人(?)が主人公で,記憶障害の症状がある人を語るという物語だ。その障害がある人の視点で描かれる物語は,はるかに緊迫感がある。 主人公・クリスティーンと一緒に,「この人は誰,私は誰,私の過去は何?」と戸惑う時間は,なかなかサスペンスに満ちている。 --------------- ナッシュ医師のアドバイスによるデジカメの映像の集積のおかげでもあり,かすかに記憶が戻り始めるクリスティーン。だがその道のりは平坦ではない。ナッシュ医師も怪しく,かつての親友クレアもベンと関係を持っており,実はベンとさえも4年前に離婚をしていた。 新しい記憶と手がかりは,新しい謎を呼び,クリスティーンをさらに戸惑わせる。 --------------- 長さ90分の映画で,記憶障害の主人公のサスペンスということで,お手軽だと思って借りたが,なかなか本格的なサスペンスで驚いた。主人公夫婦が,ニコール・キッドマンとコリン・ファースと,中年の演技派男女なので,まるで舞台劇のような緊迫感で物語は進む。 なんとなく女性向けっぽい雰囲気のサスペンスだ。いろいろ事件は起きるのだけれど,最後にハッピーエンドっぽくなっていて,その長いラストシーンに個人的にはすっかりと白けてしまった。そりゃ主人公は長いこと苦しんだのだろうけれど,それ以上にまわりの人々も振り回されたよね。それ全部無かったことにして,ハッピーエンドですか??? いや、待てよ?こいつら本物か?? この流れ,ブラックユーモアじゃないの?うーん,無理。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.12.08 08:16:52
コメント(0) | コメントを書く
[映画を観たよ] カテゴリの最新記事
|