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テーマ:最近観た映画。(39920)
カテゴリ:映画を観たよ
マーベル社のアメコミ映画の新作を観た。
〇ストーリー 世界一の脳外科医として富と名声を得ていたスティーヴン・ストレンジは,不注意で自動車事故を起こしてしまい,両手にマヒが残ってしまう。治療のため何回も手術を受け,資産も減ってしまったが治らなかった。そんな中,脊髄を2つ粉砕されていた男が奇跡的に治ったという噂を聞き,その彼が治療を受けたカトマンズの〈カマー・タージ〉の扉を叩く。そこは西洋医学とは異なり,修行を通じて身体の自然治癒力を伸ばす東洋の秘術を学ぶ場所だった。ストレンジは,エンシェント・ワンと呼ばれる不老の導師に師事し,ゆっくりと秘術を学ぶ。だが〈カマー・タージ〉を,かつてのエンシェント・ワンの弟子・カエシリウスが襲う。世界の均衡を守るため,ストレンジたちとカエシリウスは,ロンドン,ニューヨーク,そして香港で激突する。果たして世界の命運は? ------------ これまでのアベンジャーズのヒーローたちとは雰囲気が異なる。なにしろ能力の源泉が,東洋の秘術や魔法だ。主人公が導師・エンシェント・ワンに,異世界を案内される映像は,まるでLSDでトリップした人が見る幻覚のようだ(たぶん)。 西洋社会に限界を感じて,東洋神秘思想に憧れてネパールやカトマンズに行き,怪しげな修行を積むって,完全に1960年代,70年代の若者の行動だな。おまけにトリップもしているし。 ------------ 予告編などでは,”上から目線”のドクター・ストレンジがケガをしてどん底に落ちる,ということが強調されていた。確かに登場した主人公は自信たっぷりだが,確かに外科医としての技術もセンスも抜群なので,この言動も仕方がないと思う。 すごく嫌なヤツとして描かれるかと思ったら,手術を選り好みしているだけで,それほど人格的には悪い人ではなかった。運転中にスマホをいじるのはいけないと思うけど。 ------------ 物語はアベンジャーズの世界を忘れて,ただのSFアクションだと思えば楽しめる。シリーズ第1作ということで,主人公のバックグラウンド,新しい能力の説明,正義と悪の組織と,説明することが多いのに,テンポよく物語をつないでいるのには感心した。 何よりもロンドンとニューヨークでの,歪んだ空間での追跡劇の映像が衝撃的で良かった。『インセプション』でも似たような都市が歪んでいく映像があったが,この作品ではその中で主人公たちが走り回る。これだけでも観る価値があると思った。 新宿で朝一番の回で観たけれど,空席が目立っていて心配になった。 いつものおまけ映像で,ようやくアベンジャーズとのつながりが出てきた。この主人公で続編を作るのだろうか?それいともあちらの続編にゲスト出演するのだろうか? ------------ 主演はベネディクト・カンバーバッチだ。少し前に『スタートレック:イントゥー・ザ・ダークネス』を観たが,その時と比べるとひじょうに老けているけど,渋い。 導師エンシェント・ワンを演じるのは,ティルダ・スウィントンだ。『ナルニア』の白の魔女など,人間じゃない役が多い。今回は禿頭で頑張っている。 悪役カエシリウスを演じるのは,マッツ・ミケルセンだ。『ローグ・ワン』で主人公の父親を演じたばかり。当たり年かも。 ヒロインを演じるのは,レイチェル・マクアダムスだ。『アバウト・タイム』と同様にとにかく可愛らしい。日本人好みだと思うけれど,それほど人気出ないね。 ------------ で,ドクター・ストレンジの手は治ったの?何年も修行しているのに??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.29 16:34:02
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