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2017.04.23
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カテゴリ:映画を観たよ
公開されたばかりのファンタジー映画を観た。

〇ストーリー
田舎の村で暮らすベルは,広い世界への憧れを持ち,読書をしたり,父親から習った工芸を使ってカラクリを作ったりしている女性だ。村人から奇異の目で見られている彼女は,父親が急な嵐で立ち寄った屋敷に出向き,〈野獣〉と出会う。傲慢さから呪いをかけられ〈野獣〉の姿となった貴族の青年は,期限までに他人からの愛を手に入れないと,永遠にその姿になってしまうのだった。他人と異なることでつらい目にあっている2人は,心を通じることが出来るのだろうか?

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ディズニーが自分のアニメ映画を実写化する,というプロジェクトはいくつもあったが,ここまでアニメ版に忠実だった作品は初めてだと思う。

最初の村の朝の『Bonjour』のシーンには素直に感動した。20年前から何度も観てきた映像と歌が,実写で再現されている。平和な村の日常を描きつつ,主人公・ベルの疎外感を少しずつ明らかにするシークエンスだ。原作に共感をしていた人々の気持ちを見事にすくいとる見事な流れで,一気に作品世界に引き込まれてしまった。

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僕は50代の男性だが,ちょうどこの作品の公開後にアメリカで幼い甥姪と暮らしていて,この作品のビデオを何回も観た。ディズニープリンセスは,文字通りお姫様が多かったが,この作品の主人公・ベルは村娘出身だ。まずは庶民出身のプリンセス登場を評価したい。

それよりも大きいと思うのは,彼女が育った環境に満足せずに成長しようとする,”勉強するタイプ”として描かれていることだろう。素直なだけ,良い家系に生まれただけ,というプリンセス像が描かれてきたが,『美女と野獣』において,”勉強するタイプ”であってもプリンセスになれる,ということが描かれたエポックメイキング的な作品だ。

ずっとヒットしているアメコミ原作映画にも同じ部分が見られるが,この作品は「世間と上手くいかない」「本や夢想が好き」というタイプの人に向けて,「そのままでも可」という強いメッセージが描かれている。

奥手な大人しいタイプであれば,あるいはチアリーダー的に美人タイプであれば,王子様が選んでくれる,そういう時代ではない,というのが,この作品でうたわれたメッセージだ。

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冒頭の村のシーン以上に驚いたのが,ベルが城のメンバーに歓迎される『Be my Guest』だ。アニメ版では,アニメらしい自由で華やかな映像で表現されていたが,それに臆することなく実写版でもそれが再現されていた。

もちろんそこで使われている技術はCGのアニメーションなので,アニメからアニメに移行しただけ,と見ることも可能だが,やはり実写化が新しいステージへと進んだ,ととらえてよいと思う。

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物語の流れについては今さら語るべきことはないと思う。現代の作品でありながら,クラシックの荘厳さを持ち,そして一方で新しい主人公を描き出した名作は,実写版であってもその魅力を少しも減じていない。

まさに,Be my Guestだ。










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Last updated  2017.04.24 21:32:39
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