|
テーマ:最近観た映画。(40090)
カテゴリ:映画を観たよ
マーベル社のアメコミ映画シリーズに属する〈アントマン〉の第2作を観た。
〇ストーリー 2年前,キャプテン・アメリカが起こした〈シビル・ウォー〉で,キャップ側として戦ったアントマンことスコット・ラングは,要注意人物として自宅軟禁措置を言い渡されていた。その措置が終わる直前,初代アントマンのハンク・ピムから,量子世界で行方不明となっている妻・ジャネットを救うプロジェクトへの協力を求められる。縮小化の技術を狙う悪党,量子化の技術を狙う謎の女・ゴースト,スコットの脱走を疑うFBI。絶体絶命のアントマンに,ハンクの娘・ホープがワスプに変身して協力をする。だが? ジャネット救出を目指すハンクとホープ、自身の治療のためハンクの研究成果と研究所を狙うゴースト、そして家族との幸せのためにFBIから逃げ続けるスコット。量子トンネルを巡る戦いは、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーへと繋がっていく。 ーーーーーーーーーー 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の次に公開されたマーベルの映画作品なので,どうしてもあのシリアスな展開が思い出されてしまう。だが,〈アントマン〉はあちらには出演しておらず,その空気を少しも感じさせず,陽気な映画となっていた。 この作品で”以前あった事件”として語られるのは〈インフィニティ・ウォー〉ではなく,『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』の方だ。観ていると,ちょっとずつ混乱するのだけれど,これは制作側が,徐々に”インフィニティ・ショック”を和らげようとしているのだろうか? いずれにせよ,ワンクッション置いて,マーベル映画が再開出来たのは良かった。 ーーーーーーーーーー 〈アントマン〉シリーズの主人公・スコットは,窃盗で服役していた過去がある。今回も〈シビル・ウォー〉に協力したことが理由でFBIに自宅軟禁を命令され,常に監視されていて,相変わらずちょっと冴えないところがある。 アメコミの主人公たちは,たいがい他人を上手く行かない部分を抱えているが,それがここまで現代的でリアルな状況の主人公はアントマンくらいだろう・・・貧乏で無職って。 ーーーーーーーーーー 『インフィニティ・ウォー』の後にこの作品を観ると,その世界の狭さに驚いてしまう。 主人公スコットは,知人ハンクに依頼され,ハンクとホープは行方不明の妻/母を探し出そうとしている。さらに彼らに付きまとうのは,かつての同僚たちという,因縁だらけの世界だ。 また悪役にも理由があって,必ずしも憎み切れない。 けれども,フツーのアメコミのストーリーって,確かにこうした空気だったよなあ。観終えてしばらくすると,そう言えば,って感じで思い出してきた。 でもだったら,あのエンドロールは無かったよなあ。小さな世界で楽しくやるか,マーベル全体の大きな流れに巻き込まれるのか,どちらかハッキリしてもらいたかった。 ーーーーーーーーーー この映画には欠点がいろいろあって,予告編で良いシーンが全部公開済みとか,因縁話めいているとか,登場人物が全員くたびれた感じとかだ。 高い確率で”アベンジャーズを観る前に観ておくべき映画”からは外れそうだが,”インフィニティ・ショック”から立ち直るには,良い映画だと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.02 15:03:45
コメント(0) | コメントを書く
[映画を観たよ] カテゴリの最新記事
|