りぶらりだいあり

今年日本で開催されるラグビーワールドカップに猫チームが出るかも？

〇ストーリー

ラグビークラブに猫たちが入部した？ラグビーと猫との相性は？猫たちが得意なプレーは？そして黒猫チームとの対決に，猫たちは間に合うのか？

ーーーーーーーーーー

ラグビーワールドカップの関連本と知りつつも，あのゴッツイラガーメンと猫との組み合わせの面白さに飼ってしまった，いや，買ってしまった。

1巻というより”初級編”と銘打っているように，ラグビーを知らない人たちにプレーの基本や，ルール，得点方法などを伝えるための教本という印象が強い。


ーーーーーーーーーー

東京オリンピックは2020年だけれど，日本開催のラグビーワールドカップは今年の2019年，けれどもNHKを含めて，多くの人々のターゲットはオリンピックに向かってしまっているようで，ラグビーファンは焦っているようだ。

実行委員会や地方自治体，そして協賛企業は並々ならぬ準備をしているようだけれど，オリンピックのネームバリューに負けてしまっているのも否定できない。

そうした中で，『女性自身』にこの4コママンガが連載され，それが単行本化され，日経新聞で紹介される，という流れは心強い。まあ，誰かがタイアップを画策しているのかも知れないけれど。


ーーーーーーーーーー

そにしけんじは「ねこねこ日本史」の人，という認識しかなかったけれど，高校時代はラグビー部で過ごし，県代表にまでなった，という経歴があるらしい。なかなか幅の広い経歴の人だ。

ゆえに作品で描かれているラグビーの知識は正しいらしいのだけれど，読んでいて少しだけ違和感を感じてしまった。

まずは，ほぼ毎回猫ネタでオチを付けるのだけれど，それが似たようなネタだし，”じんわりとほのぼの”程度の笑いなので，ちょっとツライ。

次に，ラグビーネタがプレイヤー目線中心で，観客目線ではないのが気になった。元ラガーマンとしては，プレイヤーとしてのネタを語りたいのだろうけれど，読者の要望はもっとプレイを観ての疑問解決だと思った。ちょっと微妙にズレている。


ーーーーーーーーーー

もう組み合わせは決まっているので，猫チームはワールドカップには出場しないと思うけれど，サンウルブズはぜひ活躍してもらいたいと思う。