りぶらりだいあり

冬シーズンに放映されていたマンガ原作のアニメの最終回を観た。

〇ストーリー

自分たちが〈鬼〉の食糧となってしまうことを知っている中，逃亡計画が露呈し，エマが骨折させられ，ノーマンが出荷されてしまった。逃亡計画は頓挫したと思われていたが，エマとレイは密かに計画を進めていた。ハウスからの逃亡の瞬間，本来それを止めるべきマザー・イザベルを躊躇させたのは？


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少年ジャンプで話題となっていた作品だけあって，とにかく全体の設定が秀逸だ。

まずは〈カルピス劇場〉〈世界名作劇場〉のような世界から，実は大人たちは子どもの自分たちを食べようとしている，というホラー世界へと突き落とされる。

けれどもその次に，奇跡的に優秀な3人の主人公が提示され，彼らを通じてハウスからの逃亡に関して様々な可能性が討議される。

設定としても，それをよどみなく説明するにおいても，ストーリーが見事だと思う。


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いろいろな障害があったハウスからの逃亡計画だが，それはマザー・イザベラに露呈し，エマは足を骨折させられ，ノーマンは出荷されてしまう。

バラバラになってしまった3人組だが，どうなってしまうのか？・・・というのが前回までだった。

今回で最終回なので，どこまで語るべきかは悩むけれど，きちんと第1シーズンを締めてはいる展開だった。

先のことは分からないし。


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比較の問題になってしまうけれど，この作品が少年ジャンプ掲載作品と言われてもピンと来ない。まだ少年サンデーならば納得すると思う。

まあ少年マンガ誌は，互いに読者と原作者を奪い合う状況だと思うので，優秀な作品と作者とつかまえたマンガ誌が勝ち，なんだと思う。

〈世界名作劇場〉とロジカルミステリーを合わせたような作風は，なかなか誰も思いつかなかった秀逸な場面設定だった。


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ある展開が終わり，次は2020年の第2シーズンとのことだ。納得の流れなので，期待して待ちたいと思う。