りぶらりだいあり

年末の休みに入ったので文化的な映画を観ることにした。

〇ストーリー


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地方の郵便局員がたった1人で建設した〈理想宮〉はいろいろな番組で紹介されているので，多くの人が知っていると思う。

日本の視聴者だけけも知れないけれど。


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とは言え，改めてファクトゥール・シュヴァルの人生を語られると，驚くほど変わった人物であることが分る。なにしろ人嫌いで，口下手だ。それなのにどうして2回も結婚出来たのかが不思議だけど。

そして本人の人嫌いを助長したと思われるのが，2回の結婚の妻，息子，娘に先立たれる不幸だ。せっかく人嫌いから変わろうとして，変わってきた彼を襲う不幸は何なんだろう？


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周り中から変人と見なされた彼だが，晩年には〈理想宮〉が名物建築，そしてやがて美術作品として認められるようになった。

シュヴァルにとってそれはあまり重要ではなかったのかも知れないというのが，この作品を観ての印象だ。彼はあくまでも娘と妻のための宮殿が構築できればそれで良かったのだと思う。