テーマ:気になる放射線(29)
カテゴリ:ガイガーカウンタの選び方
インスペクターと並んで人気のガイガーカウンタ、ガンマスカウトの取扱いを開始しました!
その性能について、率直な感想を述べたいと思います。 まず、機能面は大変優れていると言えるでしょう。 主な特徴は以下のとおりです。 ・パソコンへのデータ通信機能 ・約10年間の電池寿命 ・α線+β線+γ線、β線+γ線、γ線の測定線種切り替えスイッチ ・μSv/h、cps表示切替 ・軽量130g、中央部がくびれており、滑り止め加工もしてありとても持ち易いです。 ただ、測定性能については、ブラックボックス的な部分もあります。英文マニュアルを読んでみると、non linear conversion of pulse to ratesという記載があります。計測パルスと線量率の関係に直線性がなく、装置内部で独自の計算処理をしている模様です。 実際に、1cm角のラジウム鉱石を測定してみると、結果はインスペクター(Inspector+)と同じく、約2.5μSv/hの値を示しました。線量率の強度によっては結果は違って来るかもしれませんが、天然のラジウム鉱石など微弱な放射線測定では問題ないと言えるでしょう。 ただ、表面積の広い鉱石を測定した場合は、Inspector+に比べて、低めの値を示す傾向があります。これは、検出器有効面積の違い(ガンマスカウト1cm径、インスペクター4.8cm径)によるもとの推察されます。 いずれにせよ、ガンマスカウトの一番の魅力は、高機能で低価格なところです。 ご興味のある方は、ガイガーカウンター通販ショップまで! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.04.25 14:30:27
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