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カテゴリ:カルチャー
12月になりました。 すっかり冬ですね。
12月1日、映画の日で1000円でロードショーが見られるので、封切りされたばかりのウッディ・アレンの『恋のロンドン狂想曲』を見てきました。
おなじみウッディ・アレンの、都会的で知的な、皮肉を込めたコメディに仕上がっています。
熟年夫婦の離婚、その娘夫婦のすれ違い、二組の夫婦の恋のから騒ぎが、大人の笑いの中で繰り広げられます。
アンソニー・ホプキンス扮するアルフィー、ジェマ・ジョーンズ扮するヘレナの熟年夫婦が離婚し、そのショックでヘレナがインチキ占い師の予言にハマります。
「いかにも」という超ポジティブなことを言う占い師にいいことをたくさん言われたヘレナは、娘夫婦にペラペラと話をして、イラつく娘夫婦はよけい夫婦げんかに拍車がかかり、
といった具合です。
通俗スピリチュアルがどのように捉えられているかがよくわかります。
占星術とニューエイジがテキトーに入り混じっています。
もちろんお約束の降霊会も!
スピ系オタク レベル1 の人ってどんな感じか すごくよくわかります。
「来世」というものも欧米人にとっては奇異な感じがする、ということも。
来世を封じてきたバチカンの力、やはりすごいですね。 別に特に信じてなくても「生まれ変わったらどうなりたいか」系のアンケートが普通にある日本とは大違いです。
ここだけ見ても、欧米の通俗スピリチュアリズムがどんな感じかわかるのでお勧めです。
セクシーで頭の空っぽないわゆる「ダム・ブロンド」と再婚したアルフィーは、お約束のように金をむしりとられ、さらに...。
娘サリーは職場の上司に惹かれ、夫は向かいのアパートに住む美女をのぞき見して口説く。
大人になっても懲りない人たちが織りなすどうしようもない恋愛模様が皮肉とユーモアを込めて描かれる、ウッディ・アレンの世界が楽しめます。
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Last updated
2012.12.02 22:21:01
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